返済できない場合どうなるの?踏み倒しは絶対にダメ!

お金のコラム

あなたは、次の項目にいくつ当てはまりますか?

  • 借金総額を聞かれて、正確に答えられない
  • 現在、3社以上の借り入れがある
  • 返済額が月収の3割を超えている
  • 新規の借り入れをしないと、月々の返済ができない
  • 給料を返済にまわしてしまうと、生活がきつい
1つでも当てはまったあなた!
返済が難しいレベルにまで達している可能性があります。

 
当たり前ですが、借りたお金は、ちゃんと返さなければなりません。

しかし、急な出費があって、返済に充てるお金がなくなるなど、ピンチはつきものです。

キャッシング・カードローンは、常に「返せる分しか借りない」ということを念頭に置いて、利用してください。

それでも、もしも返済期日までに返せなくなった場合の対処方法を、ご紹介します。

もちろん、「踏み倒そう」という考えは、通用しません。貸金業者側も、回収するために、催促をしてきます。

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放っておくと、どうなるのでしょうか?

・貸金業者から、連絡が来る
電話・メール・ハガキ等で、「期日を過ぎている」という旨の連絡が来ます。
それでも返さないと、自宅を訪ねてくることもあります。
闇金でもない限り、テレビで見るような、怖い取立てはありませんが、訪問により、家族に借り入れのことがバレてしまうという方が意外と多いのです。

・遅延損害金がかかる
1日でも遅れると、遅延損害金が発生します。
これが年率20%程度かかるので、遅れれば遅れるほど、日数分の料金が発生し、膨大な金額になる可能性があります。

・信用情報機関に登録される
平均的に3ヶ月以上、滞納し続けると、事故情報として、信用情報機関に登録される場合がほとんどです。
そうなると、新たにキャッシングやローンを申し込む際に、審査が厳しくなるケースもあります。

・給与が差し押さえられる
どんなに催促をしても未払いが続く場合は、給与の差し押さえをするという、最終手段に至ります。
毎月の給与を、最大1/4ほど、強制的に持っていかれます。

信用情報機関とは?

信用情報機関とは、ひとりひとりの借り入れ・返済などの情報を記録している機関のことです。

現在、個人情報期間は、「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」「日本信用情報機構(JICC)」「シー・アイ・シー(CIC)」の3つが存在しています。

これらは、例えば、
・A銀行で、○○万円のローンを組んでいる
・B社のクレジットカードの支払いが、○日遅れてしまった
・C消費者金融で、○万円の借り入れをしている

といったことを、すべて把握しているというわけです。

そして、よく聞く「ブラックリストに載る」というのは、実際にリストがあるわけではなく、この信用情報機関に、事故歴・事故情報(遅延や延滞の情報)が載っている状態のことを言います。

キャッシングやカードローンの審査の際には、必ず、この信用情報機関を利用し、問題がないか確認されます。

信用情報は、誰にでも見られるわけではありませんが、自分の情報は、チェックができます。

直接現地に行く他、郵送などでも開示請求ができるので、一度、それぞれの信用情報機関へ確認してみるといいでしょう。

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お金を返せない場合の4つのポイント

1.連絡は、必ずこちらから入れる!

返済が遅れると、貸金業者の方から催促の電話が来ますが、こちらから連絡をするようにしましょう。

できるだけ早めに、且つ返済日より前にした方が、印象がよくなります。
その際に、「○日遅れてしまう」と連絡しておけば、遅延損害金は発生しますが、待ってもらえることがほとんどです。
また、どうしても元本の支払いが難しい場合には、利息だけの支払いを認めてくれることもあります。

2.他からの借り入れを返済のあてにしない!

くれぐれも、キャッシングをキャッシングで返すということはしないでください。
一時的に安心できますし、信用情報が傷つくことを防ぐことができますが、それをすると、借金が雪だるま式に増えていくだけです。
そうなってしまうと、返済することがなかなか難しくなるので、何の解決にもなりません。

3.自動支払いの設定をしておくと払い忘れがない!

返すお金はあるのに「返済日を忘れてしまう」「忙しくて振込みにいけない」という方には、自動支払いでの返済をおすすめします。
毎月、返済日に、口座から自動的に引き落とされるため、払い忘れなどによる遅延の心配がありません。
ただし、引き落とし口座に残高不足にならないように、事前に確認しておきましょう。

4.どうしても払えないなら、債務整理をする!

借り入れが増えすぎて、首が回らなくなってしまったら、債務整理を検討することをおすすめします。
主に、任意整理・個人民事再生・自己破産といった解決方法があります。
一度、弁護士や司法書士などの専門家に、ご相談されることをおすすめします。

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返せなくなった場合、専門家に相談して、債務整理を!

債務整理の主な3つの方法について、ご説明いたします。
キャッシングやカードローンで、返済ができなくなったら、次のような方法を検討するのも、ひとつの方法です。

任意整理

任意整理とは、裁判所を通さず、弁護士・司法書士が直接、貸金業者に、「減額・将来利息のカット・分割返済などの交渉」をして、返済しやすくするお手続きです。

メリット
・貸金業者からの取立てがストップする
・特定の業者を選んで、整理する対象から外すこともできる
・誰にも知られずに、借金を整理することができる

デメリット
・信用情報機関に登録されるため、一定期間、新規借り入れができない
・減額幅が少ない

個人民事再生

個人民事再生とは、継続した収入があれば、住宅などの財産を残したまま、借金を100万円または1/5まで減額できるお手続きです。

減額された金額を3年で分割返済して、完済できれば、残りは免除されます。

メリット
・借金をした理由は問われない
・借金を大幅に減額できる可能性がある
・資格制限がない

デメリット
・信用情報機関に登録されるため、一定期間、新規借り入れができない
・全ての業者を対象にする必要があり、整理する貸金業者は選べない

自己破産

自己破産とは、借金が返せなくなった時に、裁判所に申し立てて、支払い不能ということを認めてもらえれば、借金の返済義務が免除されるお手続きです。

メリット
・全ての返済義務がなくなる
・家財道具や99万円以内の現金など、最小限の財産は守られる
・自己破産後に得た収入は自由に使うことができる

デメリット
・信用情報機関に登録されるため、一定期間、新規借り入れができない
・資格制限がある

キャッシングやカードローンは、手軽にスピーディに借りられるという最大のメリットがあります。
しかし、その手軽さが裏目に出ると、ついつい借りすぎてしまい、返済できなくなるといったことになりかねません。
初めにしっかりと返済計画を立ててから、利用しましょう。言うまでもなく、踏み倒しは、厳禁です。

本ページは2015年11月1日時点での情報です。
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