【野菜の保存】れんこんをおいしく長持ちさせるなら冷凍保存がおすすめ!下ごしらえやアク抜きのコツとは?

ライフハック

レンコンをおいしく長持ちさせる保存方法と保存期間

保存方法と保存期間

レンコンは、穴が開いていることから「見通しがきく」という意味で、おせち料理にも使われる縁起のよい野菜です。

年中スーパーなどで見かけますが、秋から冬にかけてがレンコンの旬とされていて、多く出回るのは12月頃です。

レンコンの主な栄養素はデンプン(糖質)で、体内でエネルギーとなって体を温める効果があると言われています。

その上、ビタミンCも豊富なことから、疲労回復風邪予防にも効果が期待されていて、うま味や栄養のみならず、食感も楽しめる野菜として、様々な料理に使われているんです。

そんなレンコンも、調理前にきちんと下ごしらえすると、食感や見た目を落とすことなく保存することができるんですよ。

保存する前に大事なレンコンの下ごしらえの方法は以下の通りです。

【下ごしらえの基本】

    1. 皮をむいて料理に合わせてカットする。
    2. カットしたらすぐ水や酢水などにさらしてアク抜き(色止め)をする。

また、保存方法によって、保存期間が違います。

【レンコンの保存方法と保存期間】

常温保存 冬場の場合
・一節丸ごとのレンコンを湿った新聞紙などに包み、ポリ袋に入れて涼しい場所に保存する。
・保存期間は約1週間。
冷蔵保存 ・一節丸ごとのレンコンの場合は新聞紙などに包み、ポリ袋などに入れて野菜室に保存する。
・カットしている場合は、切り口をラップで包んで野菜室で保存。または、水を張った保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
・保存期間は約1週間。
冷凍保存 ・料理に合わせてカットし、酢水などでアク抜き(色止め)する。
・下ゆでしてから保存袋に入れて冷凍室で保存する。
・保存期間は約1ヶ月。

おいしく長持ちさせる方法でおすすめなのは冷凍保存です。

レンコンを正しく保存して、用途に合わせて使い切りましょう!

レンコンの保存についてもっと詳しく知りたい方は、下記の項目で詳しくまとめてますのでぜひチェックしてくださいね。

レンコンを保存する前に必要な下ごしらえとアク抜き(色止め)とは

必要な下ごしらえ

レンコンは、調理前の下ごしらえとアク抜きが大事なんです。

アク抜きは、色止めとも言われています。

まずは、保存するにあたり、新鮮なレンコンの選び方からご紹介したいと思います。

レンコンの選び方

レンコンの選び方

レンコンは、見た目がふっくらとして太く、艶があるもので、持ったときに重みがあるものを選ぶようにしましょう。

レンコンの内側が黒ずんでいるものは、鮮度が落ちている証拠です。

切り口(断面)が茶色ではないものや、傷がないものを選んでくださいね。

「見通しがいい」というイメージで、穴の大きなものが一見良さそうですが、穴が小さめのレンコンの方がおいしいようです。

レンコンの皮むきはピーラーがおすすめ

皮むきはピーラー

レンコンの皮は少し硬いので、料理の際は必ず皮をむきましょう。

皮をむくことで、汚れを取り除くことができ、味が染み込みやすくなるんです。

ピーラーを使うと、刃の部分が動くので、食材にフィットし、薄くむくことができます。

包丁では難しいカーブの部分もなめらかにむくことができますよ。

せっかくなら、スタイリッシュで高品質のティファールのピーラーで皮むきしてみませんか?

ティファールのピーラーは以下のサイトで購入可能です!

レンコン料理に合わせて切り方を変えよう

切り方

レンコンは、切り方によって食感が変わるんです。

例えば、レンコンの繊維に沿って切る「縦切り」は、繊維が残っている状態なので、食べたときにしっかりとした歯ごたえがあり、「シャクシャク」とした食感が楽しめます。

「輪切り」にした場合は、レンコンの繊維を絶って切ることになるので、「ホクホク」とした食感になり、縦切りに比べやさしい歯ざわりになります。

主な切り方と、切り方に最適な料理法は以下の通りです。

【縦切り】
特徴:歯ごたえがよい
おすすめ料理:炒め煮
【薄い輪切りor半月切り】
特徴:シャリシャリとした食感
おすすめ料理:酢の物、サラダ、きんぴら、れんこんチップス、挟み揚げ
【厚い輪切りor半月切り】
特徴:ホクホクとした食感
おすすめ料理:きんぴら、天ぷら、ソテー
【乱切り】
特徴:歯ごたえがよく、味が染み込みやすい
おすすめ料理:筑前煮などの煮物

レンコンは調理前に水か酢水でアク抜き(色止め)するのが大事

アク抜き

レンコンを調理する際、切った後に黒っぽく変色してしまった経験がある方がいらっしゃると思います。

レンコンは変色しやすい特徴があるので、変色を止めるべく、ひと手間かけなければなりません。

変色する原因は、レンコンに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンが原因と考えられているんです。

タンニンが空気にふれて酸化することによって黒っぽく変色してしまうのです。

変色しても食べられますが、見た目が気になってしまいますよね。

なので、レンコンは、調理前にアク抜きをしっかりしておきましょう。

アク抜きには、2つ方法があり、料理に合わせて使い分けてしてくださいね。

【レンコンのアク抜きと料理方法】
・水にさらす
→煮物などの煮汁がしみこむ料理
・酢水につける
→サラダや寿司のトッピングなど、白さと食感が大事な料理

煮物に使う場合は、レンコンに煮汁の色がつくので水にさらすだけでも大丈夫です。

水にさらすと、ホコホコとした食感が残せますよ。

そもそもレンコンの切り口に空気が触れないようにすればいいので、水でも大丈夫なのですが、水ではポリフェノールの活性化を止められません。

ポリフェノールの動きを鈍くするためには、酸性の環境におくことです。

そこで、水の中に酢を入れておくと、酢の酢酸によって水が酸性に傾きます。

よって、ポリフェノールの活性化を止めることができ、結果、変色を防ぐことができるんです。

水を使ったアク抜き(色止め)の仕方

水を使ったアク抜きは以下の通りです。

【水を使ったアク抜き】

    1. レンコンの皮をむいて、カットする。
    2. 水を張ったボウルなどにカットしたレンコンを数分さらす。

水にさらしている時間は5~10分程度です。

長い時間水にさらしていると、レンコンの風味が無くなってしまうので、注意してくださいね。

酢を使ったアク抜き(色止め)の仕方

酢を使ったアク抜きは以下の通りです。

【酢を使ったアク抜き】

    1. レンコンの皮をむいて、カットする。
    2. 酢水(水1ℓに対して大さじ1~2杯くらい)に数分浸す。

つけた後は、サッと水洗いすると、酢のにおいが気にならなくなりますよ。

また、ポリフェノールは、酢と反応すると、無色に変化する性質があるので、すでに変色してしまったレンコンを白くできます。

ただし、限度がありますので、かなり黒く変色してしまったレンコンは元の白さに戻すには難しいので気をつけてくださいね。

ちなみに、酢がなければ、レモンなどの柑橘系の果物でも代用可能ですよ!

レモンなどの柑橘系果物に含まれるクエン酸が、ポリフェノールの活性化を防いでくれるのです。

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レンコンの保存の仕方と保存期間

保存の仕方

レンコンの保存の仕方と保存期間についてご紹介したいと思います。

季節や料理内容に合わせて、保存方法を使い分けましょう。

保存方法 常温保存(冬場) 冷蔵保存 冷凍保存
保存期間の目安 約1週間 約1週間 約1ヶ月

レンコンの保存方法【常温保存】

【用意するもの】
・新聞紙orキッチンペーパー
・ポリ袋など
【保存方法】
1、レンコンを皮ごと新聞紙などに包む。
2、包んだレンコンはポリ袋などに入れて冷暗所で保存する。
※泥つきは洗わずにそのまま保存する。

冬場の場合、一節丸ごとのレンコンは、常温保存でも長持ちしやすいですよ。

湿らせた新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋などに入れて、風通しのよい冷暗所で保存します。

保存期間は、5日~1週間ほどです。

泥がついているレンコンは、泥を落とさないでおくと、さらに長持ちしますよ。

カットされているレンコンは、常温保存にむきません。

カットされている場合は、切り口が空気に触れないよう、ラップに包んで冷蔵庫へ保存してください。

また、夏場は丸ごとでも常温保存に向かないので、冷蔵庫での保存が必要になります。

次に、冷蔵保存についてご紹介します。

レンコンの保存方法【冷蔵保存】

【用意するもの】
■1節丸ごとの場合
・新聞紙orキッチンペーパー
・ポリ袋など
■カットされている場合
・ラップ、保存容器(タッパーなど)
【保存保法】
■1節丸ごとの場合
1、1節丸ごとのレンコンは、湿らせた新聞紙などに包む。
2、包んだレンコンをポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存する。
■カットされている場合
・切り口をラップで包んで野菜室で保存する。
・水を張った保存容器にレンコン入れて冷蔵庫で保存する。

丸ごとのレンコンの場合は、湿らせた新聞紙かキッチンペーパーに包みます。

そして、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

保存期間は1週間くらいです。

すでにカットされているレンコンの場合は、かぶるくらいの水を張った保存容器に入れて、ふたをして冷蔵庫で保存します。

この場合、皮はむいても、むかなくても、どちらでも大丈夫です。

水を1~2日ごとに取り替えると、長持ちしますよ。

冷蔵保存

※画像1

保存期間は1週間くらいですが、レンコンの養分が水に流れてしまいやすいので、早めに食べてくださいね。

レンコンを冷蔵保存する際には、蓋つきのタッパーがあると便利ですよ。

ジップロックコンテナーは、軽くて丈夫なプラスチック製の保存容器。

ジップロックコンテナーなら、サイズが違っていても重ねて保管でき、冷蔵庫の中もスッキリ整理できますよ。

ジップロックコンテナーはこちらのサイトで購入できます!

レンコンの栄養を守りつつ、おいしく長持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。

次に、冷凍保存の方法をご紹介したいと思います。

レンコンの保存方法【冷凍保存】

【用意するもの】
・ジッパー付きの保存袋
【保存方法】
1、レンコンの皮をむいて、料理に合わせてカットする。
2、酢水でアク抜き後、硬めに茹でる。(約1~2分)
※酢水にさらすだけでもよい。
3、水気をしっかり取る。
4、ジッパー付きの保存袋へ入れ、空気を抜いてから冷凍庫へ入れて保存する。

冷凍保存の場合、料理に合わせてカットしましょう。

下ゆでする前に必ず酢水にさらしてアク抜きをしてくださいね。

酢水にさらして、生のままで冷凍してもよいのですが、下ゆでした方が食感が良くなりますよ。

空気に触れると酸化して変色してしまうため、保存袋に入れるときは、なるべく空気を抜いてください。

冷凍保存

※画像2

冷凍したレンコンを使うときは、解凍しないで、凍ったまま使いましょう。

冷凍保存での保存期間は1ヶ月くらいです。

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レンコンは保存食に持ってこいの野菜です

保存食

レンコンは、冷凍保存した場合、多少食感が変わったり、変色したりすることもあります。

しかし、野菜の中では比較的に劣化が少なく、おいしく利用できるので、長期間保管できる保存食に適してるんです。

調理方法によって、長期間保存が可能なので、災害時の「非常食」にしたり、キャンプ時にアウトドア飯の食材として使ったりすることをおすすめします。

本ページは2019年11月8日時点での情報です。施設・お店・記事内でご紹介している内容の最新情報については、必ず公式サイト等で、ご確認をお願いいたします。
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