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キャッシングの過払い金とは?本来、払う必要のなかったお金です
過払い金とは、貸金業者に払い過ぎた利息のことです。
過去、貸金業者は、罰則のない利息制限法を超え、罰則のある出資法の金利に満たないというグレーゾーン金利で、貸付をしていました。
2010年にグレーゾーン金利が撤廃されるまでの間に、長い間借入れをしていた場合、過払い金が発生している可能性があります。
そして、過払い金が発生している場合には、過払い金返還請求をして、取り戻すことができるというわけです。
クレジットカードの過払い金は見落としがち!
払い過ぎた利息は、消費者金融からの借金だけというイメージがあり、見落としがちなのが、クレジットカードの過払い金です。
ただし、ショッピング枠とキャッシング枠が存在する内、過払い金の対象となるのは、キャッシング枠だけです。
キャッシング枠は、立替えるだけのショッピング枠と異なり、借金であることから、利息制限法の適用外となるということです。
キャッシング枠の過払い金返還請求の注意点
1.カードが使えなくなる
気をつけなければならないことは、返還請求をした後は、そのクレジットカードは使えなくなるという点です。
つまり、キャッシング枠だけでなく、ショッピング枠も継続利用ができないのです。
特に、そのカードで、公共料金や携帯電話などの引き落としを行っている場合には、引き落とせなくなりますので、ご注意ください。
2.時効を過ぎると、請求できなくなる
もうひとつの注意点は、過払い金には時効があり、その期間は、最終取引から10年間だということです。この10年が経過してしまうと、時効が成立してしまい、過払い請求ができなくなってしまいます。
逆に言うと、完済後でも、最終取引つまり完済から10年が経っていなければ、過払い金請求をすることができます。
どうすればお金=過払い金を取り戻せる?過払い金の計算方法とは?
2010年以前に、取引をしていれば、絶対に過払い金が発生しているわけではありません。
自分は払い過ぎているのかということは、調べてみないとわからないのです。
計算方法は、利息制限法で定められた金利に戻すことで、支払った金利との差を、算出するというものです。
個人で過払い金の有無を調べ、取り戻すということも1つの手段ではありますが、計算方法が煩雑であったり、個人相手だと取り合ってもらえないことも多いことから、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することをおすすめします。
キャッシングによる過払い金を請求した方の口コミ
JCBで借り入れをしていた40代男性のケース
JCBで40万円くらいキャッシングをしていて、数年前に、完済しました。
完済後でも過払い金請求ができるということで、弁護士に依頼したんです。
過払い金は、消費者金融だけが対象だと思っていましたが、信販会社でもできるんですね!
100%全額回収というわけにはいきませんでしたが、80%以上の過払い金を取り戻すことができましたよ。
取引履歴という過去の履歴を請求したり、どれくらい払い過ぎているかということを計算したりするので、やっぱり、プロに任せるのがスムーズですね。