任天堂がダンボールとニンテンドースイッチを合体させて遊ぶ「Nintendo Labo」を発売予定

ニンテンドースイッチ

2017年3月3日、任天堂が発売したNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)

発売当初はあまりの大人気ゆえに品薄状態が続き、家電量販店ではニンテンドースイッチ購入のための抽選会がたびたび開かれていました。

そのニンテンドースイッチから、段ボールを組み合わせて遊ぶ「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)」が、2018年4月20日に発売予定となっています。

今回は、最新ゲーム機と段ボールという一見ミスマッチな組み合わせで、一体どのような遊び方ができるのか、解説します!

ニンテンドーラボは子供が考えて遊ぶ事が目的の商品

まずは任天堂が公開しているこちらの動画をご覧ください。

Nintendo Labo(ニンテンドーラボ) 初公開映像

動画の中で紹介されている通り、ニンテンドーラボはダンボールと紐などの部品、ゲームソフトがセットになっている商品です。

リモコンカー・つり・おうち・バイク・ピアノが作れる「バラエティキット」と、自分がロボットになって遊べる「ロボットキット」の2種類から、好きなセットを選ぶ事ができます。

ターゲットは小学生の子供となっていて、発売前の体験会では「小学生のお子様と保護者の方のペア」が参加応募の対象となっていました。

体験会は東京では2018年2月17日(土)と18日(日)、大阪では2018年2月24日(土)と25日(日)の予定ですので、新しい情報が入り次第、またご紹介いたします。

ニンテンドーラボって何がすごいの?

動画を見ただけでは「コレのどこがすごいの?」と感じた方もいるかも知れません。

確かに、ニンテンドーラボは、ドローンのようにすごい動きができる訳でも、VRのようにリアリティたっぷりの映像が楽しめる訳でもありません。

ニンテンドーラボのすごい点は、なんと言ってもニンテンドースイッチの部品がダンボールで作れてしまうという所にあります。

作って壊して直せる、ダンボールで遊ぶ

ニンテンドーラボのコンセプト

ニンテンドーラボのコンセプトは「つくる、あそぶ、わかる」です。

自分で作って、遊んで、仕組みを理解する事が目的となっています。

テレビゲーム機となると、どうしても「画面の中のゲームをクリアする」物というイメージがありますが、ニンテンドーラボは「自分の手で物を作って遊ぶ」がメインの商品です。

ゲームするのに必要なつりざおなどのコントローラー(Toy-con)を、自分の手で作る事で、どんな仕組みで動くのか考えられる、という知育玩具としての役割を果たしています。

考えて作る、というそれだけであれば、プラモデルや工作キットでも似たような体験ができますが、ニンテンドーラボのコントローラーは、完成した後に簡単に着色できたり、何度も分解できてしまうのです。

あえて素材がダンボールになっている事で、小学生の子供でも自分の手で色や形を改造しやすくなっています。

子供でも扱えるダンボールという素材だからこそ、自由な発想が実現しやすくなっていて、想像力を育てる事ができるのです。

ダンボールだから簡単に色がつけられる

ダンボールだから自由に変えられる

HD振動やモーションIRカメラ、最先端の技術が詰め込まれている

素材がダンボールである事の次に魅力的なのが、ニンテンドースイッチ自体の最先端の技術を使っているという点です。

例えばバラエティキットに入っているリモコンカーは、HD振動というかなり繊細な振動機能を使って操作をできるようになっています。

HD振動リモコンカー

リモコンカーが動く仕組みは、マナーモードのバイブでスマホが動いてしまうのと同じで、スイッチのコントローラーが小刻みに振動する事で前に進みます。

HD振動は繊細な動きが出来るため、本体をガタガタと大きく揺らす事無く、スムーズに前進や旋回ができるのです。

また、ピアノでは、モーションIRカメラという特殊な機能が使われています。

モーションIRカメラを使ったピアノ

これは、ニンテンドースイッチに付属している2つのコントローラーの内の1つに搭載されている機能で、コントローラーから出ている赤外線を使って、物の動きや形を判別する事ができます。

物体の形や動きを認識するカメラ機能

ピアノの中に、モーションIRカメラを入れる事により、鍵盤の動きをカメラが感知して、スイッチの本体から音が出る仕組みになっています。

この動きを認識する機能はピアノだけではなく、つりやおうちにも使われている機能になります。

その他にも、傾きを感知するジャイロセンサーや動きを感知する加速度センサーといった機能も、ニンテンドーラボでは活用されています。

最新ゲーム機の最先端技術を活かした遊びができるので、ニンテンドーラボはダンボールを使った時代遅れな商品と考えてしまうのは間違いです。

ニンテンドースイッチの機能については、こちらの公式動画で詳しく紹介されています。

Nintendo Switch 紹介映像

これからも新しいバージョンが発売予定?

ニンテンドーラボの公式プロモーション動画をよく見ると、発売が発表されているバラエティキットやロボットキットには無い、白い鳥やカメラ、車のハンドルのような形のコントローラーが映っています。

今後展開予定のニンテンドーラボ

4月20日の第一弾発売後も、次の新しいキットが発売されていく事が予想されますので、ニンテンドーラボが今後どうなっていくのか、楽しみで目が離せませんね!

価格はバラエティキットが6,980円(税別)で、ロボットキットが7,980円(税別)ですので、ニンテンドースイッチのソフト1本とダンボールや紐などのセットと考えたら、妥当な値段なのではないでしょうか。

部品を作る楽しみと、作った部品で遊ぶ楽しみ、さらに自分でアレンジする楽しみと、ニンテンドーラボは子供の想像力を伸ばす可能性を秘めている、かなり魅力的な商品です。

また、子供だけではなく、大人もコントローラーを自作して遊ぶ事ができるので、自分で作ったこだわりのパーツと任天堂の最先端の技術を組み合わる楽しみ方もできます。

任天堂がニンテンドーラボで提案している、「つくる、あそぶ、わかる」という遊び方が、自宅で楽しめるようになる日が来るのが待ち遠しいですね。

参考元:Nintendo公式サイトNintendo LaboNintendo Switch 紹介映像

本ページの内容は、2018年2月6日時点での情報です。
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