「買いたい物があるけれど、少しだけお金が足りない」
「今日の飲み会代がほしい」
「生活費があと少し足りない」
このように、高額な融資が必要なわけではなく1万円・3万円、あるいは、千円単位の少額が必要という場面も少なくありませんよね。
貸金業者のキャッシングが利用できるからといって、限度額いっぱいまで借りると、その分利息がつくため、借入れる金額は必要最低限に抑えることが重要です。
一般的に最低借入額は、1万円からのところが多いですが、千円単位で借りられるキャッシング・カードローンもあります。
少額であれば、たいてい収入証明書類の提出も必要ありませんし、比較的すんなり借りられるケースがほとんどです。
ここでは、千円単位のキャッシングについて、詳しく特集していきます。
目次
大手消費者金融のキャッシングは千円単位から可能
大手消費者金融のプロミスやアイフル、SMBCモビットは、千円単位でお金を借りることができます。
上記の大手3社における、千円単位のキャッシングについて以下でまとめてみました。
プロミス
プロミスで千円単位から借入するには、以下の2つの方法があります。
- プロミスATMで借入する
- 三井住友銀行のATMで借入する
上記2つのATMでお金を借りると、千円単位で借入ができるだけではなく、利用手数料が無料という特徴があります。
プロミスATMの利用可能時間は、土日祝日を含めて朝7:00~夜24:00となっています。
三井住友銀行のATMは24時間利用可能なので、時間を気にすることなく利用できますね(※1)。
三井住友銀行以外の提携ATMとして、セブン銀行ATMやローソンATMなどがありますが、千円単位での借入ができず、かつ、手数料がかかってしまうので注意が必要です。
プロミスで千円単位からキャッシングするなら、プロミスATMか三井住友銀行のATMを利用しましょう。
(※1)毎週月曜日AM0時~AM7時はシステムメンテナンスのため、全ての提携ATMの利用不可
プロミスの詳しい内容については、以下から確認していただけますので、よろしければご覧ください。
プロミス
アイフル
アイフルで千円単位から借入するには、以下の提携ATMが利用可能です。
- アイフルATM
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- 三菱UFJ銀行
- 西日本シティ銀行
- ローソンATM
- コンビ二E-net
- 親和銀行
(主にファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラ・スリーエフ・デイリーヤマザキに設置)
このように、アイフルの自社ATMの他に多くの提携コンビ二ATMにおいて千円単位で借入可能なので、必要になった際すぐにお近くのコンビ二でお金を調達できて便利ですね。
日本全国ほとんどの提携コンビ二ATMが利用できますが、一部のATMは千円単位のキャッシングに対応していない場合があります。
アイフルATMの利用可能時間は、土日祝日を含めてほとんどのアイフルATMが朝7:00~夜23:00となっています。
上記の提携ATMの中でも、アイフルATMのみ利用手数料が無料なので、近くにアイフルATMが設置されている場合には、積極的に利用すると節約になるでしょう。
アイフルATM以外の提携ATMを利用する場合には、以下の手数料がかかります。
取引金額 | 入金 | 出金 |
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1万円以下 | 108円 | 108円 |
1万円超 | 216円 | 216円 |
アイフルで千円単位からキャッシングする場合、アイフルATMでの借入が手数料無料なのでおすすめです。
アイフルの詳しい内容については、以下から確認していただけますので、よろしければご覧ください。
アイフル
SMBCモビット
SMBCモビットで千円単位から借入するには、以下のATMが利用可能です。
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SMBCモビットの融資限度額は1万円~800万円となっていますが、三菱UFJ銀行をはじめとする上記の提携ATMにおいては、千円単位からの出金が可能になっています。
千円単位のキャッシングに対応しているのは、提携している金融機関のATMのみであり、セブン銀行やイオン銀行などの提携コンビ二ATMでは、1万円単位での借入となりますのでご注意ください。
提携ATMの営業時間は、提携先によって異なりますので、事前に公式ホームページから提携先の営業時間を確認しましょう。
提携ATMを利用する際には、以下の手数料がかかります。
取引金額 | 入金 | 出金 |
---|---|---|
1万円以下 | 108円 | 108円 |
1万円超 | 216円 | 216円 |
※出金(借入)によって発生するATM手数料は、次回の入金(返済)時に清算することになります。
SMBCモビットで千円単位からキャッシングする場合、コンビ二ATMではなくて、提携している金融機関のATMを利用する必要があります。
SMBCモビットの詳しい内容については、以下から確認していただけますので、よろしければご覧ください。
SMBCモビット
▼SMBCモビットについての調査結果!返済や金利などまとめ▼
千円単位でキャッシングするメリット
銀行口座の預貯金からお金を引き出すより、キャッシングした方が手数料と比べて金利が安くなることがある
銀行口座からお金を引き出すために、土日祝日や早朝、深夜などの時間帯にATMを利用すると、多くのATMで108円ほどの手数料がかかります。
しかし、手数料無料のATMなどで、数千円だけ必要な場合にキャッシングを利用して、すぐに返済できれば、キャッシングを利用した方がお得になるケースがあります。
例えば、3,000円を年利18%で3日間借りた場合、かかる利息は約5円です。
元金(借入金額)×年利(%)÷365日×借りた日数=支払う利息
3,000円×18%÷365日×3日=約5円
このように、銀行口座から手数料のかかる時間帯にお金を引き出す際の手数料108円と比べると、キャッシングを利用した方が103円もお得になるということがわかります。
必要な金額だけを借りることで、無駄な利息支払わなくて済む
千円単位で必要な金額をぴったり借りられることで、余計な利息の発生を抑えて、無駄遣いを減らすことができます。
千円単位でキャッシングできることによって、1万円単位でしかキャッシングできない場合に比べて、借入金額を本当に必要な金額に近づけることができます。
例えば、飲み会があってあと3,000円足らないという場合、1万円単位でしかキャッシングできないと、本当に必要な金額は3,000円なのに1万円キャッシングしなければならず、本来なら必要ではない7,000円分の利息も発生してしまいます。
しかし、上記の場合において1,000円単位でキャッシングすることができれば、本当に必要な金額である3,000円ぴったりをキャッシングできて、余計な利息を支払う必要もありません。
本当に必要な金額よりも多くキャッシングして、余分な現金を手元に置いておくと、お金を借りているという意識がどうしても薄れてしまいます。
お金を借りている意識が薄れた結果、無駄遣いをしてしまっては、元も子もありません。
千円単位でキャッシングすることで、余分な利息の発生を抑えて、無駄遣いを減らすメリットがあると言えます。
返済期間を短縮できる
千円単位で必要な金額だけ借りると、返済期間を短縮することができます。
これは千円単位でお金を借りることによって、1万円単位でお金を借りるよりも借入総額を下げることができるため、借入額が低いと返済に充てるお金を調達しやすくなり、結果的に返済期間も短くなります。
キャッシングにおける利息は、日割り計算の場合がほとんどですので、返済期間が短くなればその分利息も返済期間に比例して抑えることができます。
このように、千円単位でのキャッシングができることによって、無駄な利息を支払わずに済み、お金の無駄遣いを防ぐこともできるというメリットがありますね。
千円単位でキャッシングする際の注意点(デメリット)はココ!
こまめに千円単位のキャッシングができるが、ATM手数料に注意
千円単位のキャッシングができることによって、使う分だけの借入が可能になりますが、その分お金が必要になることが複数回あると、こまめにキャッシングすることになる可能性があります。
このように千円単位のキャッシングができるからこそ、短期間に何回もキャッシングするという利用方法はやりがちですが、忘れてはいけないのがATMの利用手数料です。
プロミスでは、プロミスATMと三井住友銀行ATMでのキャッシングがATM手数料無料であり、アイフルもアイフルATMのみが手数料無料となっていて、その他提携ATMでの借入や返済は手数料がかかってしまいます。
手数料が無料のATMで毎回借入すれば問題ないかもしれませんが、近くに手数料無料のATMがなくてすぐにお金を調達する必要がある場合には、手数料のかかるATMで借入をすることになるでしょう。
たかが数百円の手数料であっても借入の回数が多くなれば、気付かないうちに手数料だけでも数千円の出費になってしまうので、注意が必要です。
かと言って、借入回数を減らすために本来必要ではない金額を1回にまとめてキャッシングすることも、利息がかかりもったいないです。
千円単位のキャッシングを利用する場合、なるべく手数料がかからないATMを利用するようにして節約しましょう。
前述したように、プロミスを利用する場合には、プロミスATMと三井住友銀行ATMが手数料無料で、アイフルを利用する場合には、アイフルATMが手数料無料となっているのでおすすめです。
借入総額が把握しにくくなる
千円単位でのキャッシングサービスは便利ですが、その分今いくら借りていて、いくら返済しているかをしっかり管理すること重要です。
千円単位の少額から借入できるため、借金という意識が薄れて、借入に歯止めが効かなくなる恐れもあります。
前回の借入金額の完済がまだなのに、新たにキャッシングをしてしまうということもありますよね。
そのような場合に起こり得るのが、借入総額を把握しきれなくなってしまい、知らぬ間に借入残高が膨らんでいる状態に陥ってしまうことです。
千円単位のキャッシングをしたら、借入総額の把握ができなくなることを予防するためにも、返済できる状況になったら、なるべく早いタイミングで返済して計画的なキャッシングを心がけましょう。
キャッシングで1万円だけ借りた場合の、利息はどれくらい?
まず、1万円程度のキャッシングだと、金利は上限金利の適用になる場合がほとんどです。
金利は、下記の式で計算されるため、当てはめてみましょう。
例えば、年利18%で1万円を30日間借りて、翌月一括払いする場合、利息はいくらになるかを計算すると、
10,000円×18%÷365日×30日=約148円
つまり、1万円だけなら30日間で500mlペットボトル飲料1本分ほどの利息しか発生しないということです。
このように数千円~1万円程度の借入であれば、利息は思っているほど高くないと感じる方も多いのではないでしょうか。
なお、千円単位からの借入が可能な消費者金融・銀行であっても、一部のATMでは1万円からしか引き出せなかったり、手数料がかかってしまったりする場合がありますので、ご注意ください。
千円単位でのキャッシング借入希望額について
キャッシングやカードローンを申し込む際には、いくら借り入れをしたいか(借りられる上限をいくらにしたいか)という借入希望額を書く項目があります。
これは希望限度額、または、希望融資額と言われていて、最高限度額までの範囲内で自分で自由に書くことができます。
そして自由記入であるが故に、この項目は「一体いくらくらいにすればいいのか」と悩む方が意外と多いようです。
「いざという時のために」または「どうせ減額されるだろうから」という理由で、多めに書きたいところですが、本当に必要な金額を記入する方が無難です。
審査の際にあまりにも多額の希望を出すと、収入に見合わないのではないか、返してもらえないのではないかと疑われ、収入証明書類が不要な場合でも提出を求められて審査時間が長くなったり、審査に通らなくなったりする可能性が高くなることがあります。
実際の限度額は審査結果によって決まり、初めての融資だと低めに設定されることが多いため、自分で記入した希望額が融資されるとは限りません。
半年~1年くらいの借入・返済実績を積めば、借入額の増額(増枠)ができる可能性が高くなりますので、最初の借入は本当に必要な金額を記入することがポイントです。
銀行カードローンやクレジットカードの最低借入額は万単位が多い?
大手消費者金融会社は、千円単位でのキャッシングが可能な業者が多いですが、銀行カードローンやクレジットカードの最低借入額が一体いくらなのかも気になりますよね。
まず、銀行カードローンについてですが、以下の銀行系カードローンは提携ATMにて千円単位の借入が可能となっています。
- 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
- みずほ銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン
銀行系カードローンの中には、楽天銀行スーパーローンも有名ですが、楽天銀行スーパーローンの借入は1万円以上千円単位となっています。
次に、クレジットカードのキャッシング機能についてですが、ほとんどのクレジットカード会社が1万円単位からしかキャッシングできないです。
人気の楽天カードのキャッシングも1万円単位の借入となっています。
その中でも千円単位でキャッシングができるクレジットカード会社は、以下の通りです。
- エポスカード
- セゾンカード
- イオンカード
大手消費者金融会社に比べると、銀行カードローンやクレジットカードは、千円単位でのキャッシングが可能なところが限られているということがわかりました。
千円単位でのキャッシングは使い方次第で、お得に利用することができます。
ATM手数料や利息に注意して、上手く活用してくださいね。
プロミスやアイフル、SMBCモビットのキャッシングは千円単位からできる
大手消費者金融のプロミスやアイフル、SMBCモビットのキャッシングは千円単位から利用できるため、少しだけお金が必要という場合に使えて便利です。
以下は、各社の詳しい内容を紹介している記事へのリンクとなっているので、よろしければご覧ください。
プロミス
アイフル
SMBCモビット
▼SMBCモビットについての調査結果!返済や金利などまとめ▼