淡墨桜(うすずみざくら)とは?
休みをとって岐阜県へ。根尾谷薄墨桜は満開でした。幹が太くて立派、シルエットが美しい。 pic.twitter.com/obkYBvfFg3
— ひぐらし (@osakahigurasig1) April 4, 2018
岐阜県本巣市の根尾谷にある淡墨桜(うすずみざくら)。
その樹齢は1500年と推定されるほど、歴史のある古木なんです。
継体天皇お手植えとも云われており、蕾のときはピンク色、満開のときは白色の花になります。
淡墨桜という名前は、散り際に淡い墨色になることからつけられたそうです。
何度も枯死の危機がありましたが、専門技術者や地元住民の協力によって乗り越え、毎年見事な花を咲かせています。
目次
開花時期は?いつごろ楽しめそう?
例年、4月上旬~4月中旬が見頃のようです。
開花から5日ほどで満開を迎え、10日ほどで散り始めます。
過去5年分の開花状況を下の表にまとめました。
咲き始め | 五部咲き | 満開 | |
---|---|---|---|
2015年 | 4月3日 | 4月6日 | 4月1日~4月12日 |
2016年 | 3月28日 | 3月30日 | 4月3日~4月8日 |
2017年 | 4月5日 | 4月9日 | 4月11日~4月17日 |
2018年 | 3月29日 | 3月30日 | 4月1日~4月5日 |
2019年 | 3月29日 | 4月3日 | 4月6日~4月14日 |
例年通りならば、3月の下旬から咲き始めて4月上旬に見頃を迎えるでしょう。
2020年の開花予想日は3月27日と、例年より少し早めになっています。
夜は木が浮かび上がるようなライトアップも!
淡墨桜のライトアップもついでに楽しんできました。
気温一桁台・・・冷えるぅー。 pic.twitter.com/pJ22Uu672j— mami (@mami_and_mami) April 13, 2017
桜ライトアップと月。
ちょっと前に撮ったもの。
真ん中ぐらいに月も写っています。#根尾谷薄墨ザクラ #薄墨桜 #岐阜 #EOS #6D #canon #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/MoDCfy2Ve8— ぐっち (@ta8092) April 24, 2017
昼間とはまた違った幻想的な淡墨桜を楽しめるライトアップ。
樹勢に影響を与えないようにLEDを使用していて、まるで木が浮かび上がるかのように計算してライトアップされています。
ライトアップ期間は3/21~5/6で、18:40~21:00の間で楽しめます。
アクセスは?樽見鉄道による鉄道の旅がおすすめ
〜樽見鉄道撮影記録(2018/04/01)〜
本日から桜ダイヤで走り始めた樽鉄ですが、桜の満開シーンは今日で見納め(´・_・`)カナー#樽見鉄道#ローカル線#桜 pic.twitter.com/pHAMiCj9t9— しまやん (@Chupi_Channel) April 1, 2018
淡墨桜までのアクセスは自家用車が便利ですが、実は電車でのアクセスがおすすめなんです。
淡墨桜の最寄り駅は、ローカル線「樽見鉄道(たるみてつどう)」の、「樽見駅(たるみえき)」です。
樽見駅からは徒歩15分ほどで淡墨桜のある淡墨公園まで行けます。
樽見駅まではJR大垣駅から乗り換えて電車で1時間10分ほどかかりますが、景色を楽しんだり、ローカル鉄道の旅も楽しめますよ。
・樽見鉄道公式サイトはこちら→[公式]樽見鉄道株式会社 TARUMI-RAILWAY CO.,LTD.
朝早くから大混雑!?渋滞にも注意
薄墨桜へ行く157号線、水鳥(みどり)の橋のあたりから渋滞です。でも、この橋を渡らずに直進すれば空いている市場駐車場がありますよ。 pic.twitter.com/YlUuDWS1oD
— えま (@emapoyo) April 6, 2016
根尾薄墨桜駐車場待ち渋滞は
根尾谷断層観察館との分岐を過ぎて数キロ先まで混んでレウス— Gaze and Journey Field 友希 (@Chihaya_HakuSRE) April 13, 2017
有名な桜の名所のため、どうしても桜が見頃の時期は周辺の道路が渋滞してしまいます。
土日祝日はもちろんのこと、平日でも淡墨桜までの国道157号線が何kmにも渡って渋滞することも…。
国道418号という迂回ルートもありますが、こちらは山道で非常に細く、運転に不慣れな方にはおすすめできません。
朝早く(6~7時頃)は比較的空いているため、渋滞を避けたい場合はなるべく早い時間に到着できるようにしましょう。
うすずみ温泉が有名!日帰り温泉も楽しめる
朝から降り続いていた雨も午前中に止み、空が明るくなってきたので昼食を食べに外へ出て、そのまま根尾のうすずみ温泉に入ってきてしまいました。うすずみ温泉はヌルヌルの美人湯系温泉。今日は湯船に菖蒲が入ってました。やっぱり温泉が気持ちいいっす。 pic.twitter.com/xvOUkLNt5X
— みるひ~ (@santa_dx) May 3, 2018
「#小さな春の芸術祭」付近の情報⑤
・薄墨桜
日本三大桜の一つ。
・うすずみ温泉
最寄り駅、樽見鉄道樽見駅#樽見鉄道 #薄墨桜 #桜 #本巣 #温泉 pic.twitter.com/f7wr1v12Mg— 青山風揮 (@S4JXa1HqagsR3sg) March 3, 2019
うすずみ温泉の泉質は、山間部にしてはめずらしくナトリウムイオンと塩素イオンの含有量が1リットル中にそれぞれ3,082mg、4,333mg含まれています。
これは海水を2.5~3倍に薄めたものと似ているため、「太古の海の温泉」と言われているんです。
うすずみ温泉四季彩館には和食がメインのお食事処や、洋風レストランもあり、食事や日帰り温泉の利用もOK!
お花見で冷えてしまった体を温めるために、温泉に入るのはいかがでしょうか。
自家用車 名神高速道路大垣IC・羽島ICより約1時間20分
道の駅が充実!岐阜県は実は道の駅の数が全国2位
淡墨桜のある岐阜県は、なんと北海道に次いで2番目に道の駅が多い県なんです。
淡墨桜の周辺にも道の駅がありますので、ちょっとした休憩や食事、お土産や地元の特産品も買うことが出来ますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
道の駅うすずみ桜の里 ねお
三カ所目の道の駅、うすずみ桜の里・ねお
お昼ご飯食べたかったけど、食事処とか無いこじんまりとした道の駅でした
仕方ないので五平餅を食べる pic.twitter.com/Vdxdd1Fs8h
— 一生貧@尿管結石 (@issyoubin_cycle) June 17, 2018
うすずみ温泉に隣接していて、地元の新鮮な農産物や、お土産を販売しています。
近くにキャンプ場があり、渓流釣りや大自然を楽しむことが出来ます。
レストランや食事どころはない小さな道の駅ですので、食事をしたい場合はううすずみ温泉四季彩館の方に行くのがおすすめです。
織部の里もとす
道の駅織部の里もとす pic.twitter.com/pSZxRFjaRc
— こだま。 (@kokokodamadama) May 22, 2017
地元の農家が生産している朝採れ野菜や、織部焼の器も販売しています。
土日祝日限定でそば打ち体験(要予約)もしていて、自分で打ったそばを持ち帰って食べることもできます。
道の駅というと、ドライブの際の休憩所というイメージが強いですが、こちらの織部の里もとすは、樽見鉄道の織部駅(おりべえき)から徒歩でも訪れることができますよ。
※但し、臨時休業することもあります。
電車 樽見鉄道「樽見駅」より徒歩3分
歴史や自然を学べる施設も充実
淡墨桜の歴史が学べる!さくら資料館
見学してサッサと撤収、人混み嫌い (@ さくら資料館 in 本巣市, 岐阜県) https://t.co/r3Xbwdf3sK pic.twitter.com/10Ub9xM3yt
— いち@またヽ(・∀・)ノ蕎麦か (@ichi_nohito) April 6, 2016
淡墨公園さくら資料館なぅ。産科医・前田利行氏による根接ぎの様子が再現されている。 (@ さくら資料館 in 本巣市, 岐阜県) https://t.co/0nzQCXON5n pic.twitter.com/IEwMWn7Na8
— まっち (@r_norvegicus345) April 4, 2016
国の指定天然記念である淡墨桜。
その保護に携わった宇野千代さんの作品や愛用品などを展示しているほか、桜への根継ぎを行った前田利行さんの超リアルな等身大模型も展示してあります。
淡墨桜に関してだけでなく、世界でも根尾谷でしかみられない国指定天然記念物の菊花石もこのさくら資料館でみることができます。
夏休み期間の土・日のみ開館
※上記以外の5月連休明け〜3月下旬は休館なのでご注意ください。
国指定の特別天然記念物「根尾谷断層」の地震断層観察館
地中の断層を観察できる観察館と地震資料館があります。中へ入るとかなりの深さまで掘り込んでありました。 pic.twitter.com/7jMoM9cGKj
— yanagippara (@pixynobu) August 11, 2018
127年前の今日、濃尾地震が発生。
ここ地震断層観察館で凄さをドーンと見ちゃう。#本巣市 pic.twitter.com/Owvgx2hntL— きしめんライダー (@uratcho) October 28, 2018
明治24年(西暦1891年)におきた濃尾地震。マグニチュード8.0と推定され、この地震によって旧根尾村に上下差6メートルにも及ぶ断層が出現しました。
これが国指定の特別天然記念物「根尾谷断層」です。
地震断層観察館では、この根尾谷断層の様子を観察できるほか、濃尾大地震による東海地方の被害の様子についても学ぶことができます。
淡墨桜の基本情報
岐阜県本巣市根尾板所字上段995 うすずみ公園内
0581-34-3988(本巣市観光協会)
700台(開花時のみ有料)
8:00~18:00有料 それ以外の時間は無料開放
普通車:500円 バイク:200円 マイクロバス:1,000円 大型バス:2,000円
・自家用車でのアクセス
名神高速道路「羽島IC」から約70分
東海環状自動車道「大垣西IC」から約70分
・公共交通機関でのアクセス
樽見鉄道「樽見駅」より徒歩約15分
公園内に3ヶ所、駐車場内に3ヶ所あります。
※画像①
桜が満開の時期だけでなく、冬にも雪が積もった淡墨桜を楽しむことができます。
四季折々で違った表情を見せる淡墨桜。
今年の春は、何度も枯死の危機を乗り越えた淡墨桜を見に行ってみてはいかがでしょうか。
あなたもきっと、淡墨桜の生命力に圧倒されますよ。
画像①:本巣市 : アクセス