白神山地を観光しよう!トレッキングで広大なブナ林の大自然を満喫!

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白神山地の場所はどこ?どんなところ?

白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる約130,000haに及ぶ山岳地帯の総称です。

その中の中心部で、ブナの原生林が残されている約17,000haが、世界遺産に登録されています。

人の手を加えない原生的な森の中を、散策することができます。

白神山地の観光シーズンは?冬は散策できるの?

白神山地は、雪が多く、冬は周辺道路が通行止めになり、一部を除き、観光施設も全て閉鎖されます。

そのため、冬の間は観光には向かず、ベストシーズンは6月~10月頃です。

理由は、6月はブナの新緑が美しく見られる時期で、10月はブナをはじめ、カエデ、ヤマモミジなどの紅葉が楽しめるからです。

なお、白神山地は、人の手がほとんど加えられていないエリアが多いため、悪天候により、やむを得ず、入山禁止となる場合があります。

事前に、白神山地道路情報などで、確認しておくといいでしょう。

白神山地に行くまでの電車も素敵!特別列車のリゾートしらかみ

リゾートしらかみは、秋田と青森を結ぶローカル線で、外装・内装のデザイン性や、車窓から絶景が見られることにより、全国的に人気があります。

青色の青池編成、オレンジのくまげら編成、緑のぶな編成があり、展望室やボックス席の他、車内販売カウンターもあります。

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また、車内のイベントスペースで、津軽三味線の生演奏や津軽弁の語りべの実演、津軽伝統の人形芝居が行われることも、リゾートしらかみの人気理由の1つです。

明るく、ゆったりとした車内が素敵ですよね!

白神山地に行く際には、リゾートしらかみに乗っていくことをオススメします。

白神山地をトレッキングするために、必要な持ち物や適した服装は?

白神山地は、標高約100m~約1,200mの山々が連なる場所にあり、自然保護の目的で、あまり道の整備がされていないエリアも多いことから、トレッキングは大変です。

そのため、スニーカーやトレッキングシューズなど、歩きやすい靴は必須です。

本格的に山登りをしようとしている方はもちろん、軽い散策の場合でも、サンダルやヒールのある靴はやめた方が無難でしょう。

また、服装についても、山の変化しやすい気温に適応できるように、上着を1枚持っていくと便利です。

ちなみに、その他に、リュックサックやカッパもあると役立ちますよ!

どんなコースがある?おすすめ散策コース4選

白神山地には、登山用コース・散策コースの2種類があり、今回は、主な散策コースを詳しくご説明します。

①世界遺産の径 ブナ林散策道


ブナ林散策道コースは、世界遺産地域内の、程よく整備された散策道を歩くコースです。

周回型になっていて、途中でショートカットする最短コース(通称:小回りコース)では約30分で回ることができるので、トレッキング初心者でも安心です。

大回りコースでは1周が約2kmあり、1時間~1時間半かけて、自然を体感することができます。

②十二湖散策コース

十二湖散策コースは、絶景スポットとしても話題の青池をはじめ、鶏頭場(けとば)の池、沸壷(わきつぼ)の池などを見ながら、1周約1時間20分をかけて散策するコースです。

十二湖という名前は、白神山地にある池の総称で、実際には33ある池を、崩山の中腹から眺めると、小さい池は森の中に隠れ、12の大きな池だけが見えたことから「十二湖」と呼ばれるようになりました。

中でも有名なのは、青いインクを垂らしたように見える「青池」、鶏の頭のような形をしていて、十二湖の中で1番大きな「鶏頭場の池」、水の透明度が高く美しい「沸壷の池」、紅葉の時期に特に人気のある「落口の池」です。

もちろん、それぞれの池に行く道中でも、ブナの木が点在しており、白神山地を思いっきり満喫することができます。

歩きつかれたら、十二湖庵で休憩がてら、お抹茶をいただくこともできますよ!

③ブナ遺伝資源保存林コース

保存林という名の通り、過去に伐採された形跡のない原生林が見られます。

ブナとカツラの巨木を見ることができ、その他にも珍しい植物もありますよ。

高低差もそこまで激しくなく、1周1時間強で回ることができます。

④白神の森遊山道コース(旧ミニ白神)

白神の森遊山道は、ガイドが常駐していたり、散策道内に東屋があったりと、白神山地の中でも、設備が整ったコースです。

大きく周回する約1時間~1時間半のコースと、小さく周回する約30分~1時間という2種類のコースがあり、途中に置かれている聴診器で、ブナの音を聞くなど、他のコースとは違った楽しみ方ができます。

ただし、一般・高校生:500円、小・中学生:400円の入山料が必要なので、ご注意ください。


ここまで散策コースをご紹介してきましたが、登山コースには、往復8時間以上かかるコースもあります。

体力に自信がある方や登山経験者、本格的な登山がしたいという方は、ぜひ体験してみてくださいね。

その他に、白神山地でおさえておきたい見どころ

津軽峠マザーツリー

暗門の滝(あんもんのたき)

白神山地にある暗門の滝。夏の間にまた行きたい!? #白神山地#暗門の滝#暗門川

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くろくまの滝

マザーツリーは樹齢400年の巨木で、大自然のパワーを感じることができます。

また、くろくまの滝は、落差85m、日本の滝百選に選ばれており、荘厳な雰囲気を感じられます。

2つに比べて、行くのが困難な暗門の滝は、第1~3の滝まで存在し、全て回ると、達成感がありますよ。

白神山地は絶滅危惧種をはじめとする、貴重で珍しい動植物を見ることができる

白神山地のシンボルとも言えるクマゲラは、大型のキツツキ科の鳥で、天然記念物に指定されています。

シラガミクワガタ・アオモリマンテマという、限られた地域にしか生えない植物もあります。

その他に、ニホンザルの群れや、街中では見ることができない野鳥など、たくさんの自然と触れ合うことができます。
https://twitter.com/smd96222/status/777732338146955266

白神山地ビジターセンターは、ブナや生態系について学ぶことができる施設

白神山地ビジターセンターは、ブナや様々な動植物についての写真や展示、本、映像などがあり、大人も子どもも白神山地のことを楽しみながら学べる施設です。

JR弘前駅から車で約40分程、県道28号線沿いにあり、津軽方面から白神山地へ向かう場合、必ず通るルートですので、特に、初めて観光する方は、事前に立ち寄って、白神山地やブナのことを勉強してから行くといいでしょう。

バスで行く場合は、JR弘前駅から弘南バスに乗り、田代(西目屋村役場前)バス停で降りると、徒歩すぐです。

白神山地の基本情報

記事内で紹介している施設の情報

・白神山地ビジターセンター

  • 住所
  • 〒036-1411
    青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田61-1

  • 電話番号
  • 0172-85-2810

  • 交通アクセス
  • JR弘前駅より弘南バス約55分または車で約40分

  • 営業時間
  • 8:30~17:00(4月1日~10月31日)
    9:00~16:30(11月1日~3月31日)

  • 休館日
  • 【4月~12月】第2月曜日(祝日の場合は翌日)※8月は第4月曜日
    【1月~3月】毎週月曜日と木曜日(祝日の場合は翌日)
    年末年始:12月29日~1月3日

  • 料金
  • 無料(大型映像観覧:大人200円、小人100円)

  • 駐車場
  • 60台(無料)

     
    ちなみに、十二湖駅産直コーナーでは、フォトジェニックな青池ソフトが食べられます。

    多い時だと1日に300個も売れるほど、人気のソフトクリームなんですよ!

    白神山地に行ったら、ぜひ食べてみてくださいね。

    本ページの内容は、2018年5月15日時点での情報です。
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