2018年2月17日から開催されるニンテンドーラボキャンプ(体験会)の前、2月15日に、新しいNintendo Laboの紹介動画が公開されました!
今回の動画では、ニンテンドーラボ初公開映像で紹介されていたバラエティキットやロボットキットは、具体的にどうやって遊ぶ物なのかが説明されています。
目次
ついに公開されたニンテンドーラボの詳細な紹介動画
まずは公開された動画をご覧ください。
動画では、「つくる」「あそぶ」「わかる」の3つの視点から、ニンテンドーラボがどんな商品なのかを詳しく解説しています。
ニンテンドーラボは、発売前の体験会の参加者を親子のみと限定しているように、親子向けの商品として売り出していて、今回の発表でも、知育玩具としての魅力がより強くアピールされています。
今回は、紹介動画の内容を踏まえて、ニンテンドーラボがどんな商品なのかをご紹介します。
うごかせる説明書を使って自分でトイコンを「つくる」
ニンテンドーラボは、ダンボールで作った自作のコントローラーを使って遊びます。
ダンボールを組み立てる際に、ハサミや糊は使わないため、安心して親子で組み立てられます。
部品と部品をくっつける際は、ダンボールを差し込んだり折ったりして、固定します。
作る際は「うごかせる説明書」を使うと、スムーズに組み立てができて非常に便利です。
組み立ての説明の途中で、画像を拡大したり回転できるため、工作やDIYが苦手な方でも、組み立てしやすくなっています。
説明の文章も、「グイッ」や「ストン」などの擬態語をあえて使う事で、子どもにも分かりやすくなっています。
説明文の漢字にはふりがなが付いているので、子どもでも読めるようになっていて、小学生高学年ほどの子どもであれば1人で簡単に組み立てられます。
「リモコンカー」は組み合わせる部品が少ないので短い時間で完成させられますが、折り方が複雑で輪ゴムも使う「つり」は難易度が高く、ニンテンドーラボキャンプ(体験会)に参加した人からは完成まで二時間半くらいかかるらしいという情報が出ています。
途中で挫折しないように、最初は簡単な物から作り始めて、コツコツ組み立てると良さそうですね。
作ったトイコンを使って「あそぶ」
今回、最初の動画ではあまり紹介されていなかった、それぞれのゲームソフトの内容も具体的に発表されました。
まず、バラエティキットに入っている「リモコンカー」は、ニンテンドースイッチ本体をラジコンのリモコンのように操作して、ジョイコンを取り付けた自作のトイコンを動かします。
このリモコンカーは、赤外線カメラを使って自動操縦する事も可能です。
そして、発表時から注目は集めていた「ピアノ」では、作曲ができる事が判明しました。
ドラムやシンバルの音色があり、トイコンのパーツを変えると音色も変わるため、色々な音を使って楽しく作曲ができそうです。
また、「おうち」では、ニンテンドースイッチの画面の中に居る謎の生き物に、トイコンでいたずらして遊ぶ事が分かりました。
任天堂らしい花札が壁に貼られたお部屋の中に、丸くてふわふわの生き物が居て、とてもポップでかわいらしい世界観になっています。
どのトイコンのゲームも、複雑な世界観や難しい操作を覚える必要が無く、気軽に遊べる内容となっています。
ニンテンドーラボは、難しくてやりごたえのあるゲームを求めている人には物足りなさを感じてしまうかも知れませんが、自分が作った物を使って色々な遊び方を楽しめる人にはぴったりのゲームなのではないでしょうか。
なぜそうなったのか仕組みが「わかる」
ニンテンドーラボは、大人でもびっくりするような仕組みがたくさん詰め込まれています。
中が空っぽのピアノはどうして音が鳴るのか、どうしてリモコンカーは動くのか、たくさんの不思議な仕組みに対して、答えを見つけるまでがニンテンドーラボが用意している内容です。
自分でトイコンを作っていく中で仕組みに気づく事もできますが、答えやヒントをニンテンドースイッチの画面上で確認する事もできます。
仕組みの解説動画では、ダンボールやニンテンドースイッチの中身を透明にして、どんな動きをすると何が反応するのかが分かるようになっています。
解説では、難しい文章で長々と説明するのではなく、動画でどうなっているのか説明する事で、理解できる言葉がまだ少ない小さな子どもでも、直感で仕組みが分かるようになっています。
また、トイコンを動かしているニンテンドースイッチの機能に関する実験も用意されていて、機能がどんな物なのかに注目して体験する事も可能です。
発明モードで自分が考えたトイコンを発明できる!
今回発表されたニンテンドーラボの情報の中で、最も注目したいのが、秘密の発明室「Toy-Conガレージ」です。
このToy-Conガレージでは、組み立てたトイコンの形を変えたり、振動などの反応を調整するだけではなく、何をした時にどうなるのかという設定そのものを決める事ができます。
ニンテンドーラボのコンセプトである「つくる、あそぶ、わかる」の先の体験ができるようになっています。
自由度がかなり高いため、小さな子どもにはちょっと早いかもしれませんが、この発明できる機能が知育玩具としてのニンテンドーラボの大きな魅力かと思います。
なぜならニンテンドーラボの入力と出力の設定はプログラミングの作業にも似ているため、子どもがプログラミングに興味を持つきっかけになるのです。
設定方法は、ニンテンドースイッチの本体画面で入力と出力を線で結ぶという、パッと見てつながりがイメージしやすい方法ですので、小学校高学年ぐらいの子どもであれば理解できるでしょう。
ニンテンドーラボの公式サイトを見ると、入力と出力は複数設定ができるようですので、かなり自由にオリジナルのゲームを作る事ができそうです。
もしプログラミングに興味を持たなかったとしても、ジャイロセンサーやタッチパネルなど、ニンテンドースイッチの機能を使って、何ができるのか考えて、どうしたらイメージ通りの動きになるのか試行錯誤するのは、子どもの発想力を育てるのに活躍するかと思います。
動画で紹介されていた100円玉と500円玉を見分ける箱の仕組みは、IRカメラが入ってきたお金の大きさを認識しているのか、箱自体に100円玉と500円玉を仕分ける仕組みがあってお金が落ちた場所によって本体画面が光る所が変わるのか、といった感じで、他の人が作った作品の仕組みを考えるだけでも楽しそうですね。
第一弾バラエティキットと第二弾ロボットキットの発売日は2018年4月20日!予約受付も開始されました
バラエティキットとロボットキットは、2018年4月20日発売予定で、現在予約受付中です。
マイニンテンドーストア限定で、ゲームソフトのDL版も発売されています。
DL版を購入する場合、ゲームソフトのDLコードが印刷された紙がダンボールキットと一緒に郵送されてくる形になります。
価格は、ゲームカードが入った通常版とDL版で違いはありません。
バラエティキットが7,538円(税込)で、ロボットキットが8,618円(税込)となっています。
最初に公開された動画では、ダンボールで作られたトイコンがメインで、ゲーム画面があまり出てこなかったため「ゲームとして面白いのだろうか?」という声もありましたが、ゲームソフトとして十分に楽しそうな内容になっていましたね!
子供向けの商品ではありますが、子どもより自分が夢中になってしまった、という保護者も出てくるのではないでしょうか。
参考元:Nintendo Labo