資産価値が落ちないマンションの選び方!購入のポイントとは?

お金のコラム

どんなマンションを買うといい?絶対に、資産価値を視野に入れるべき!

景色はいいし、駅近で高級なイメージのあるタワーマンション!
一度は憧れたことがある方も多いのではないでしょうか?

しかし!分譲マンションを購入する際、景色や外観だけで選ぶと、後悔します。

大事なポイントは、将来、売却や賃貸にする時に、資産価値があるかどうかということです。

つまり、売る時に「いくらで売れるのか」ということが、重要なんです。

見た目は同じようなマンションでも、何十年後かに比べてみると、価値に大きな差がついている場合もあるんです。

では、資産価値が落ちないマンションを買うためには、どんなことに注目すればいいのかということを、ご紹介します。

①立地

清潔さ・キレイさから、築年数が浅いだけで、飛びついてしまう方も多いかもしれません。

どんな物だって、古くてボロボロのものより、ピカピカで新しいものを購入したいという気持ちは十分にわかります。

ただ、買った時は新築の物件も、年数が経ってしまえば、築浅という価値はなくなってしまうんです。

つまり、建てたばかりのきれいな物件という条件だけでは、資産価値を保てる物件とは言えないというわけです。

そこで、1番注目すべきは、立地条件です。

建物自体の経年劣化は免れませんが、立地は劣化しません!

条件には、3つの要素があります。

それは「人気エリアであること」「駅近・交通の便がいいこと」「周辺環境がいいこと」です。

人気エリア

テレビや雑誌で、住みたい街ランキングといって取り上げられることが多いような人気エリアは、資産価値が落ちにくいと言われています。

街自体のイメージがよく、いわゆるブランド化した街で、誰もが住みたい物件を選ぶことで、資産価値が維持できるでしょう。

例えば、東京で言うと、吉祥寺・恵比寿などのオシャレで洗練された街が、毎年上位にランクインしています。

2016年版 みんなが住みたい街ランキング関東版

1位    恵比寿
2位    吉祥寺
3位    横浜
4位    武蔵小杉
4位    自由が丘
6位    目黒
7位    池袋
8位    新宿
9位    東京
10位    二子玉川

駅近・交通の便がいい

駅から近いことが大きなポイントになり、都心に短時間でアクセスできる主要沿線や急行や快速の停車駅、複数の路線が利用できる駅などは、特に人気があります。

最寄駅から徒歩10分圏内は必須で、たった1分の違いでも、徒歩11分の物件は避けた方がいいでしょう。

もっと言うと、徒歩5分以内だと、より利便性が高く、理想的です。

5分と6分の間には、大きな壁があり、徒歩5分を境目に、売れるかどうかの差が大きくついてしまいます。

駅から近ければ近いほど、資産価値が保持できるといっても、過言ではありません。

周辺環境

「周りに大きな建物が少なく、眺望が開けている」「近くに有名な公園があって、緑に囲まれている」「なければ困る施設が揃っている」というマンションの周辺環境も、価値が落ちにくい点となります。

なければ困る施設とは、例えば、スーパー、病院、銀行・郵便局などが、挙げられます。

反対に、風俗店やニオイや煙が気になる飲食店などが近くにあると、敬遠されがちです。

自分にとって好ましい環境よりも、誰にとっても快適な暮らしができるという視点で、周辺環境を見るといいでしょう。

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②住環境

南向き・日当たり良好・角住戸・最上階といったワードは、重要になります。

一人暮らしならあまり気にしない部分かもしれませんが、基本的にマンションは家族で住むことが多いため、どんな世代の人にとっても、住みやすい環境であるのかを考える必要があります。

自然災害に強いこと、犯罪が少ないことなどの「安全性」もポイントに挙げられます。

また、飛行機が低空飛行するエリアや、歓楽街の近くといった騒音が気になる場所は、資産価値が大きく下がります。

後、意外と重要なのに見落としがちなのが、マンションの管理体制です。

敷地内にゴミが落ちていないか、共有物が修繕されずに壊れたままになっていないか、掲示板に何年も前の掲示物が貼りっぱなしになっていないかなどを、内覧時にしっかりチェックしましょう。

管理体制ひとつで、資産価値が上がることも下がることも、大いに考えられます。

 

③ブランド力やネームバリュー

腕時計やバッグを購入する時に「ブランド」を意識する人も多いのではないでしょうか。

それと同じように、マンションを購入する時にも、大手のブランドを選んでおいた方が、資産価値が下がりにくくなります。

三井不動産レジデンシャルや住友不動産、三菱地所の3大デベロッパーの他、野村不動産の「プラウド」、東京建物の「ブリリア」などが典型的な例です。

やはり大手の方が信頼できる、いざという場合でも安心というイメージがあるため、こういった大手デベロッパー(開発業者)のネームバリューがあるマンションは、人気が高くなっています。

また、エントランスやキッズルーム、フィットネスジムなどの共用施設があるような大規模マンションも、資産価値が落ちにくいでしょう。

 

資産価値が落ちる要因とは?供給過剰や、建物の構造にも注意!

資産価値に関わる要因は、立地条件・住環境・ブランド力以外にもあります。

例えば、マンションの供給過剰。

基本的に、世の中の物価は、需要と供給のバランスで決まります。

不動産でもその理論は変わらず、同一エリアで同じようなマンションがたくさん売られ(供給され)すぎると、需要がなくなり、資産価値も落ちてしまうんです。

つまり、そのエリアで供給数が限られていれば、価格が維持されやすいというわけです。

また、リフォームやリノベーションがしにくい間取りのマンションも、注意が必要です。

なぜなら、長く住んだ後、売却する際には、ほとんどの場合、修繕する必要が生じます。

その時に、リフォームやリノベーションがしにくい物件、例えば壁を打ち抜けない構造になっている、独立した部屋があるなど、間取りの自由度が少ない物件は、住む人が限られてしまうので、人気が出にくい場合があるのです。

リフォームしやすい間取り、特殊な構造でないことも、資産価値を保つマンションを選ぶ1つの条件となります。
 
間取り
 
なお、周辺に高層マンションが建って、眺望や日当たりが悪くなった、航空機の航路が変わり、騒音が気になるようになったなど、後から条件が悪くなってしまうこともあるでしょう。

そのため、購入時からすべてを把握できるとは限りませんが、今わかっていることだけでも、しっかり考える必要があるのではないでしょうか。

また、反対に、再開発エリアに指定される、新しく駅ができるなど、住んでいるうちに、資産価値が高まる場合も考えられます。

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資産価値が下がらないマンション購入のポイントまとめ

マンション購入は、どんな人にとっても、おそらく人生で1番高い買い物となると思います。

その上、何度も買うものでもないので、慎重に選び、購入してください。

ただし、もちろん、売却する際の資産価値ばかりを重視し、住み心地の悪いマンションを買ってしまうのは、避けたいものです。

あくまでも、住みやすさ+資産価値ということを忘れずに、マンション購入を検討するといいでしょう。

本ページは2017年2月2日時点での情報です。
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