急にお金が必要になったけれど、手元に現金がない!
身内や周りの人からは、借りられそうにない!
そんな場合に、借り入れ先として真っ先に思い浮かぶのは、TVでも頻繁にCMが流れている、大手消費者金融ではないでしょうか。
プロミス・アイフル・SMBCモビットなど、どれも、有名なタレントさんが出演していますよね。
今回は、そんな消費者金融の仕組みに注目して、ご紹介したいと思います。
目次
消費者金融とは? ヤミ金と混同してしまっている人が多すぎる!
消費者金融とは、個人を対象とした融資、キャッシングやカードローンのサービスを提供する貸金業者のことを言い、サラ金・街金とも呼ばれています。
キャッシング・カードローンを取り扱う金融機関は、消費者金融の他、銀行・クレジットカード会社があり、それぞれ特徴が異なります。
ただし、これらと違い、気をつけなければならないのは、闇金(ヤミキン)です。
闇金は、消費者金融の中でも、高い金利を定めたり、厳しい取立てを行う悪徳な貸金業者のことで、違法行為を行っていますので、一般的な消費者金融とは、全く異なります。
一度でも手を出してしまうと、逃れることは困難ですので、絶対に利用しないようにしてください。
消費者金融の仕組みとは? 借金の利息が儲けとなっている!
では、消費者金融の仕組みは、一体どうなっているのか、ご説明します。
簡単に言うと、消費者金融は、お金を借りる人からもらう、「利息」で儲けています。
消費者金融は、銀行から数%という低金利でお金を借り、18%前後の金利で、個人にお金を貸しています。
つまり、その金利の差額で儲けを得るという仕組みなのです。
消費者金融側からしても、銀行からお金を借りて資金調達をしているわけですから、貸し倒れは避けたいものです。
そういった事態に陥らないためにも、厳しい審査が行われているわけですね。
審査は厳しい分、申し込んだ人の信用を審査して貸す「信用貸し」が基本で、担保も保証人もなしで借りられるんです。
消費者金融の金利の仕組みとは? 範囲内であれば、利息は自由に決められる
消費者金融の上限金利を定める法律は、「利息制限法」と「出資法」の2つが存在しています。
利息制限法で、上限金利は、100万円以上は年15%、10万円以上100万円未満は年18%、100万円未満は年20%と定められています。
一方、出資法では、金額に関係なく、年20%と定められています。
利息制限法の上限金利を超えても処罰の対象とはなりませんが、出資法の上限金利を超えた場合には、刑事罰が科せられます。
2つの法律の間で、上限金利が、それぞれ異なっていたことから、利息制限法は超えるけれど、罰せられる出資法は越えないという、いわゆるグレーゾーンと呼ばれる金利が、存在するようになったのです。
ちなみに、過払い金と呼ばれるものは、このグレーゾーン金利で貸し付けていた部分のことを指します。
上限金利については決まっていますが、下限金利については、法律の範囲内であれば、貸金業者が自由に決めていいことになっていますので、貸金業者によって、バラつきがあります。
消費者金融の返済の仕組みとは? きちんと返済計画を立てておこう
消費者金融でお金を借りる際に最も重要なポイントは、確実な返済計画を立てておくことです。
何とかなるだろうという軽い気持ちで借金をしてしまわないように、返済の仕組みについて、よく理解し、少しでも楽に返せるようにしましょう。
まず、利息の計算方法をご説明します。
利息は、元金×年利%÷365日×借りた日数で、計算できます。
この計算式に当てはめて、実際の返済額をシミュレーションすると、次のようになります。
①30万円を18%で30日借りた場合の利息
30万円×18%÷365日×30日=4,438円
②50万円を18%で30日借りた場合の利息
50万円×18%÷365日×30日=7,397円
つまり、この利息と元本を合わせた金額が、返済金額ということになります。
続いて、返済方式について、大手3社を見ていきましょう。
プロミス | 残高スライド元利定額返済方式 |
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アイフル | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
SMBCモビット | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
会社によって、記載されている名称はまちまちですが、これらは全て、同じ「残高スライド方式」と呼ばれる返済方式を採用しています。
残高スライド方式とは、借入残高によって、最低返済額が増減(=スライド)する仕組みで、毎月一定額を支払うのではなく、残高が減れば、返済額も減り、残高が増えれば返済額も増えるという返済方式です。
例えば、借入残高が5万円なら返済額は4,000円、10万円なら8,800円というように、段階的に変動します。
追加融資が頻繁に行われ、残高が上下しがちな、消費者金融やキャッシング業者で取り入れられる方式です。
メリット・デメリットを知って、どのように使うべきか考えよう
多くのメリットがある消費者金融ですが、もちろんデメリットも存在します。
キャッシング・カードローンの利用をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
消費者金融を利用する場合のメリットとは?
最短で、即日融資ができる
切羽詰っている状況では、どうしても今日中にお金がほしい場合が、ありますよね。
そんな時でも、消費者金融は、審査結果もスピーディにわかり、最短で、その日の内に、現金を手にすることが可能です。
申し込みから融資まで、1~2時間程度で、全て完了してしまうこともあり、銀行などよりも早いので、急ぎの方にピッタリです。
初めての場合、30日間無利息サービスがある
一部の大手消費者金融では、初めて申し込む方に限り、30日間無利息で利用できるサービスを行っています。
このサービスを使って、30日以内に返済することができれば、元本だけの返済で済みます。
もしも、30日以上借りた場合でも、最初の30日分の利息が浮くので、お得に借りることができますよね。
利便性が高くて、借りやすい
消費者金融では、Web申し込みが主流となっていて、申し込みから借り入れまで、全てネット上で完結できます。
以前のように店舗や自動契約機に行く必要がないので、パソコンやスマホを使い、いつでもどこからでも申し込みができるのです。
また、提携ATMも多いため、借り入れも返済も楽にでき、使い勝手のよさも魅力です。
消費者金融を利用する場合のデメリット
総量規制の対象となる
消費者金融でお金を借りる場合、「年収の3分の1以上は借りられない」という、総量規制の対象となります。
収入の少ない方は借り入れ限度額が少なくなりますし、そもそも収入のない専業主婦や無職の方は、借りられません。
銀行カードローンに比べて、金利が高い
金利相場3~15%程という銀行系のカードローンに比べ、消費者金融では、5~18%程と、若干高めに設定されています。
たかが数%の違いでも、多額のお金を借りたり、長期間借りる場合には、大きな差が生まれます。
消費者金融は、銀行より審査が柔軟な分、貸し倒れを警戒し、金利が高く設定されているというわけです。
便利さから使いすぎてしまうこと
ご紹介したように、消費者金融でのキャッシングは、ネットからも申し込めるほど、手軽で便利になりました。
しかし、その便利さがあだとなり、多重債務に陥ってしまう方も、多いのです。
くれぐれも借金をしているという感覚を忘れずに、計画的に利用してください。
消費者金融は、どこがいい? 大手の貸金業者で借りるのが基本!
一言で消費者金融と言っても、大手から中小のものまで、数え切れない程たくさんの貸金業者があります。
その中で、どこを選択したとしても、利息や返済などの仕組みやサービスに、そこまで大きな違いはありません。
しかし、だからと言って、どこでもいいというわけではありません。
初めて借り入れをするなら、絶対に、大手の消費者金融を選ぶことをおすすめします。
その理由は、名の知られていない業者だと、悪徳業者なのかどうかを判断することが、とても難しいからです。
CMでやっているような大手消費者金融であれば、違法行為はなく、安心して借り入れができます。
大手貸金業者、プロミス・アイフル・SMBCモビットの詳細は、こちらからご覧いただけます。
プロミス
アイフル
SMBCモビット
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消費者金融の仕組みを理解して、賢く利用しよう
消費者金融は、決して怖い業者ではありません。
キャッシングやカードローンは、きちんと仕組みを理解し、メリット・デメリットを把握した上で、正しく使えば、大変便利なサービスなのです。
無計画に借入れをして、多重債務に陥らないように、必要最低限の分だけを、短期で借りるようにしましょう。