ナスは保存食にぴったりな野菜です!レシピも盛りだくさん
ナスは、和食、洋食、中華など、様々な料理に使える万能な食材です。
ナスを使って考案されたレシピなんて星の数ほどありますよね。
ナスは保存方法にひと手間かけてあげると、料理の幅が広がるのはもちろん、調理の時短にもつながりますよ。
ナスの保存方法には、冷凍保存、乾燥保存といった、美味しく長持ちさせる保存方法があるんです。
「野菜なんだから、常温保存や、冷蔵保存で新鮮なうちに早く食べればいいのでは?」なんて思っている方がいらっしゃると思います。
確かに、ナスを新鮮なうちに食べ切れればいいのですが、大量にある場合はそうはいきません。
そんな時にこそ、冷凍保存や乾燥保存で長期保存しちゃいましょう!
しかも、長期に保存することによって、逆にメリットがうまれるんです。
例えば、長期保存方法することでうま味がアップし、かさが減るので、保管に場所をとられません。
また、ナスをカットし、ひと手間加えて保存するので、調理も楽チンになります。
今回は、アウトドア飯や災害時にも使える、便利なナスの保存方法についてご紹介したいと思います。
興味のある方は、下記の項目で詳しくまとめていますのでぜひチェックしてくださいね♪
目次
ナスを保存する前にヘタを確認してみよう
できるだけ新鮮なナスを使って保存したいですよね。
ナスはヘタが新鮮なほど鮮度がいいので、まずはヘタの部分を確認してみましょう。
確認するポイントは以下の通りです。
- ヘタの切り口がみずみずしいもの。
- ヘタにあるトゲが鋭く、とがっているもの。
- ヘタの大きさよりも実の部分が大きいもの。
ヘタより実の部分が小さいものは、成長しきっていないナスなので選ばないようにしましょう。
ナスの保存期間は?長期保存できる?
通常、お店でナスを買ってきてから冷蔵庫で保管した場合、3~4日以内に食べるのがベストと言われています。
しかし、保存状態や場所を変えたりするとナスは長期保存が可能なんです。
ナスの特性を知っておくと、ナスを美味しく長持ちさせることができますよ。
ナスの特性と保存場所について
ナスの9割は水分でできているので、何もしない状態で置いておくと、水分が蒸発してしなびてしまいます。
なので、乾燥を防ぐために、新聞紙かキッチンペーパーなどで包んで、風通しのよい場所におきましょう。
また、インドを原産地としているナスは暑さに強く、寒さに弱い性質があります。
暑さに強いといっても、夏場の猛暑時は冷蔵庫での保存をおすすめします。
ナスの最適温度は8~15℃くらいなので、冷蔵庫に保存する場合は、温度が適温に設定されている野菜室に入れておきましょう。
次に、ナスを美味しく長持ちさせる保存方法をもっと詳しくご紹介していきたいと思います。
ナスの保存方法【常温保存/冷蔵保存】
ナスを常温、または冷蔵保存した場合は、なるべく早く使いきるようにしましょう。
また、ナスに水分がついていると、カビなどの雑菌が繁殖してしまうかもしれません。
ナスを綺麗に洗ったら、必ず水分をしっかりとふき取ってから保存してくださいね。
ナスの常温保存の仕方
ナスを常温保存する場合は、寒すぎず、暑すぎない環境がおすすめです。
ナスの水分を蒸発しにくくするために、ナスを新聞紙やキッチンペーパーなどに包むか、紙袋に入れて保存しましょう。
保存場所は、涼しい場所が望ましいです。
この状態で保存した場合、3~4日程度保存できます。
ナスの冷蔵保存の仕方
冷蔵庫で保存する場合は、ナスを1本ずつラップに包んで野菜室で保存しましょう。
ラップがない場合は、新聞紙やキッチンペーパーに包んでからラップやポリ袋に入れて保存しましょう。
これにより、乾燥や低温から守ることができ、さらに風味や食感が落ちることを防げるんです。
この状態で保存した場合、約一週間ほど保存できます。
さて、カットしてしまったナスはどうやって保存すればいいのでしょうか?
ナスをカットすると、断面から水分が蒸発し、風味を損ねるほか、時間とともに酸化して茶色に変色してしまいます。
調理しやすいようカットして保存したい場合は、冷凍保存がおすすめなので、次にご紹介したいと思います。
ナスは長期保存食に適した野菜です!長期保存方法とは
ナスを長期保存しておくと、とっても便利ですよ。
では、ナスを長持ちさせる保存方法をご紹介したいと思います。
ナスの長期保存方法①【冷凍保存】
ナスって冷凍保存ができるんです。
冷凍保存すると、約1ヶ月くらいは、美味しさを保ったままナスを長持ちさせることができるのです。
では、冷凍保存の仕方をご紹介します。
ナスの冷凍保存の仕方
ナスの冷凍保存の仕方は以下の通りです。
- ナスを水洗いし、食べやすい大きさにカットする。
- 水を張った鍋やボウルにカットしたナスを入れ、5~10分くらい放置してアク抜きする。
- アクが抜けたら、キッチンペーパーなどでしっかり水分をふき取る。
- フリーザーバッグ等の袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ入れる。
ナスのカット方法は、乱切りや輪切りにしておくと、調理がしやすくなるので便利ですよ。
フリーザーバッグなどに入れるときは、ナスが重ならないよう、並べて入れてくださいね。
ナスの解凍方法
ナスは水分の多い野菜なので、解凍するとベチャッとなります。
調理の際は、解凍しないで冷凍のまま使ってくださいね。
冷凍ナスのおすすめ調理法
冷凍ナスのおすすめの調理法は以下の通りです。
フリーザーバッグから取り出して、冷凍のまま、鍋やフライパンで炒めることができます。
少し水っぽくなるのが気になる方は、フライパンに油を引かずに冷凍ナスを入れて、水分を飛ばしてから油を後で入れて調理することをおすすめします。
冷凍のまま、煮汁やスープが入った鍋に入れると、すぐに解凍されて、味が染み込みます。
ナスの保存方法②【乾燥保存】
ナスをしっかり乾燥させれば、かなり長く保存することができますよ。
ナスに限らす、野菜を乾燥させる干し野菜には、生野菜にはないメリットがたくさんあるんです。
そんな干し野菜のメリットは以下の通りです。
- 作り方が簡単
- 長期間保存できる
- 栄養とうま味がアップ
- ムダなく使え、調理が楽になる
- 調理時間が短縮される
野菜をを乾燥して保存すると、長期間保存できる上、うま味や栄養が凝縮されるんです。
さらに、乾燥させることで軽くなり、冷蔵庫で保管する必要がないので、キャンプや災害時にこそ発揮できますよ。
切って干した野菜を保存容器に入れておけば、使う時には包丁やまな板をつかわずに容器から出してすぐ調理ができます。
水分が抜けていいるので火のとおりも早く、時短で調理ができるのもいいですね。
では、キャンプのアウトドア飯や災害時に最適な、ナスの乾燥保存をご紹介します。
干しなす(乾燥なす)の作り方
干しなすの作り方は以下の通りです。
- ナスのヘタを取り、厚さ5mm~1㎝くらいの輪切り、または斜めにカットする。
(料理に合った大きさにカットしておけば、調理のときに時短になって便利です。) - カットしたナスを10分~30分くらい水に浸してアク抜きをする。
- カットしたナスをザルまたはネットに並べて、3日程度天日干しをし、水分を飛ばします。
天気の良い日に1日干すと、半干しの状態になります。
半干しの状態で保存することはできますが、保存期間は2ヶ月程度です。
3日程度干し、完全に水分が抜けてカラカラの状態になったものは、1年程度の長期保存ができますよ。
乾燥させる環境は、日当たりがよく、風通しのいい場所が適していますが、虫や鳥が気になるところ。
そんな時は、干しカゴを使うと便利です。
あると便利な干しカゴは、以下のサイトで購入することができます。
干しなす(乾燥なす)の保管方法
干しなすは、半干しのもので約2ヶ月、完全に干したものは約1年間保存することができます。
干しなすは、保存瓶などの密閉容器に乾燥剤を入れて保管しましょう。
ジッパー付き袋などに入れて保管する場合は、冷蔵庫、または冷凍庫へ保存することをおすすめします。
干しなす(乾燥なす)の使い方、戻し方
お味噌汁やスープなどの汁物に使うときは、サッと洗ってからそのまま入れます。
炒め物や煮物に使う場合は、サッと洗ってから、一度水かぬるま湯に浸して、ある程度柔らかくなってから使ってくださいね。
戻し汁には、ナスの風味などが含まれているので、煮物の煮汁に使うのもおすすめです。
パスタに使う場合も、水かぬるま湯で戻してからパスタと一緒に茹でて使うと便利ですよ。