グラバー園にあるハートストーン伝説とは?園内の歩き方おすすめコース

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グラバー園とはどんなところ?何がある?

グラバー園とは、九州・長崎県長崎市にある、トーマス・グラバー、フレデリック・リンガー、ウィリアム・オルトなど、数々のイギリス人貿易商たちが暮らした邸宅を見学できる観光スポットです。

彼らは、長崎港開港と同時に来日し、日本の文明開化に大きく関わった人物と言われています。

旧グラバー住宅(グラバー邸)・旧リンガー住宅・旧オルト住宅は、居留地時代から150年以上この地に建ち続ける貴重な建物で、国指定重要文化財にも指定され、グラバー住宅は、世界遺産にも登録されています。

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旧グラバー住宅

旧リンガー住宅

旧オルト住宅

この3棟の他、市内に点在していた、明治中期頃に建てられた6つの洋館を移築復元させ、グラバー園では、合計9棟の伝統的・歴史的な建造物を見ることができます。

そして、それぞれの特徴から、当時の暮らしを垣間見ることができます。

グラバー園への行き方・アクセスをご紹介

グラバー園の最寄り駅は、市内を走る路面電車の「大浦天主堂停留所」もしくは「石橋停留所」です。

最も近いのは、「大浦天主堂」ですが、ここで降りることはおすすめしません。

なぜなら、「大浦天主堂」停留所から向かう正面入口(第1ゲート)は坂道の下にあるため、長い坂を上った後、園内も坂を上りながら見学することになるからです。

実は、長崎は、「坂の街」と呼ばれるほど坂が多く、グラバー園やその周辺も例外ではありません。

「石橋」で降り、坂の上にある第2ゲートから入ることによって、下りながら見学することができるのです。

石橋停留所から、グラバー園の第2ゲートまで行く方法

石橋停留所から、案内板に沿って2分ほど歩くと、グラバースカイロードという斜めに進む、斜行エレベーターが見えてきます。

長崎グラバー園の裏ルート・グラバースカイロードの展望?と言えばいいのかな

これに乗り、5階まで上ると、長崎市街地を一望できる絶景ポイントです。

そして更に案内板に沿っていくと、今度は垂直エレベーターがあり、これで3階まで上れば、グラバー園第2ゲートに到着するので、後は園内の坂を下りながら散策するだけです。

帰りも、同じようにグラバースカイロードを使って石橋停留所に向かうのが1番楽に帰れる方法です。

下りながら見学した後、第2ゲートの出口に戻る際は、動く歩道があるので、安心ですよ。

ただ、帰りは坂が下りになるため、坂道(グラバー通り)の両側に立ち並ぶお土産屋さんを見ながら、「大浦天主堂」停留所に向かうのもいいでしょう。

カステラやガラス細工など、ここでしか買えないお土産を買うことができます。

グラバー園、おすすめの園内の巡り方・歩き方ガイド


(クリックすると、大きな画像が表示されます)

園内に入ったら、もちろん回り方は自由ですが、地図の青い矢印・基本ルートを参考にすると、効率よく見学することができますよ。

グラバースカイロードから第2ゲートに入った後・・・
①旧三菱第2ドックハウス

②旧長崎高商表門衛所

③旧長崎地方裁判所長官舎(レトロ写真館)

④旧ウォーカー住宅

⑤旧リンガー住宅

⑥旧オルト住宅

⑦旧スチイル記念学校

⑧旧自由亭

⑨旧グラバー住宅

⑩長崎伝統芸能館(ガーデンショップ)

建物の他に、明治時代の水道共用栓・三浦環像・プッチーニ像・高島流和砲なども、見逃さないように散策してみてください。

グラバー園のハートストーン伝説とは!?ハートの石を見つけるとどんな効果がある?

グラバー園には、ハートストーン伝説なるものがあります。

それは、園内にあるハートの石に「触れながら願うと恋が叶う」「カップルや好きな人と一緒に石に手を重ねると幸せになれる」あるいは、「2つ見つけるといいことがある」「3つ見るけると必ず幸せになれる」という言い伝えです。

そのため、グラバー園は、恋愛運アップの効果があるパワースポットとして、カップルや片思い中の方にも人気の観光地です。

グラバー園にあるハートの数は?場所はどこ?

では、ハートの石はどこにあるのでしょうか。

簡単な場所については、パンフレットやHPの地図に記載がありますが、ここでは、少し具体的に説明します。

もしも自力で見つけたいという方は、この項目は飛ばしてくださいね。

⇒次の見出し「グラバー園でハートを見つける方法」に飛ぶ

ハートの石①

1つ目は、旧グラバー邸の庭にある方位盤の足元にあります。

ここのハートはとてもキレイな形をしていますし、場所もわかりやすいので、すぐに見つかると思います。

ハートの石②

先ほどの旧グラバー邸から、レストハウスに向かって歩いていくと、正面にレストハウス・右手に道がある分岐点があります。

そのあたりに排水用の四角の蓋があり、その近くにハートの石があるはず・・・!

少し見つけにくいのですが、排水用の石の蓋を目印に探してみてください。

ハートの石③

最後は、他の2つと違って、地面にある石ではありません。

そのため、見つけられなかったという方もちらほら・・・。

実は、長崎伝統芸能館という建物の先に、ガーデンショップというお土産店があるのですが、3つ目のハートはそのレジの後ろにあるテラスの壁にパネルとして掛かっています。

これは知っていなければ、難しいですよね。

テラスへ出る扉が開いていない場合もありますので、その場合は、店員さんに聞いてみてください。

グラバー園でハートを見つける方法

どうしてもハートが見つけられない!という方は、思い切って、人に聞いてしまいましょう!

園内の掃除をしている人や歩いているスタッフに聞けば、すぐに教えてくれますよ。

また、観光客はたいていハートを探していますので、人だかりができていたり、地面に向かって写真を撮っている人を探すのも裏ワザかもしれませんね・・・!

なお、夜のライトアップされている期間は、ハートの石だけが、ピンクに照らされているので、わかりやすいですよ。

ちなみに、グラバー園には、この3つのハート以外に、ハートもどきの偽物の石もあるようです。

確かにハートっぽいですが、これは3つのハートストーンとしてカウントされません!

また、ハート探しはとても楽しいのですが、グラバー園は四季折々の花が咲いていたり、おしゃれな建物があったり、景色もとてもきれいです。

下ばかり向いて歩かずに、前を向いて周りを見ることも忘れないでくださいね。 

ハートだけじゃない!グラバー園は見どころがいっぱい!

レトロ写真館

旧長崎地方裁判所長官舎の中にあるレトロ写真館では、レトロな衣装を30分600円~借りることができ、写真撮影をすることができます。

女性用のドレスだけでなく、子ども用・男性用の衣装もあり、手頃な料金で楽しめることから、グループや家族全員で、観光の思い出を作れます。

衣装のまま園内を散策すれば、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。

グラバー園は、フォトジェニックなスポットがたくさんあるので、衣装がとても映えます!

プロジェクションマッピング(光の王国inグラバー園)

世界遺産の、旧グラバー住宅では、GW、夏休み、冬休み、金土日祝などに、3Dプロジェクションマッピングが上映されています。

光と音で彩られたグラバー住宅は、普段とは違う表情を見せてくれますよ!

プロジェクションマッピングは、グラバーの功績や明治の日本について知ることのできる内容で、幻想的かつ迫力満点です。

平日など、上映されない日もありますので、スケジュールや時間については、グラバー園公式サイトでご確認の上、お出掛けくださいね。

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グラバー園の基本情報

・グラバー園

  • 住所
  • 〒850-0931
    長崎県長崎市南山手町8-1

  • 電話番号
  • 095-822-8223

  • 車でのアクセス
  • 長崎自動車道長崎I.C.から約15分

  • 公共交通機関でのアクセス
  • 長崎電気軌道(路面電車)にて、石橋停留所下車
    グラバースカイロードにてすぐ
    または、大浦天主堂停留所下車 徒歩約7分

  • 営業時間
  • 8:00~18:00(最終入園受付は20分前)

    ※季節によって、変動します。詳しくは、グラバー園 開園時間・料金をご確認ください。

  • 入場料金
  • 大人:610円(510円)
    高校生:300円(240円)
    小・中学生:180円(140円)

    ※カッコ内は15名以上の団体料金
    ※JAF会員の場合は、チケット購入時に会員証を見せることで、優待特典割引として、団体料金が適用となります。

  • 駐車場
  • 市営松が枝町駐車場、市営松が枝町第2駐車場
    【普通車】
    290円(最初の1時間まで)
    140円(以降30分毎)

    ※詳しい場所や詳細については、長崎市 駐車場毎の詳細情報をご覧ください。
    ※グラバー園には専用の駐車場がないため、近隣駐車場を利用することになります。

  • 公式HP
  • http://www.glover-garden.jp/

     
    グラバー園は、広大な敷地ですが、所要時間1時間半~2時間くらいで、回ることができます。

    途中で疲れて休憩したいという場合には、日本で初めての西洋料理レストラン「自由亭」跡の喫茶室がおすすめです!

    オシャレな内装の店内で、ドリンクやカステラなどのスイーツを味わうことができますよ。

    特に、24時間かけて水で一滴ずつ抽出されるダッチコーヒーは、他にはない絶品と言われています。

    長崎への旅行をお考えなら、目でも舌でも楽しめる、グラバー園はいかがですか?

    画像出典元:グラバー園

    本ページの内容は、2018年7月27日時点での情報です。
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