「マスクにハッカ油」は夏の暑さ対策になる?暑いときこそ注意が必要!
ハッカ油を嗅ぐと、スーッと鼻が通って気持ちがよく、気分もリフレッシュし、快適に過ごすことができますよね。
花粉症や風邪が気になるシーズンには、ハッカ油を少し垂らしたマスクやハンカチで、鼻や喉の不快感を取り除いている方もいらっしゃると思います。
現在ネット上では、スーっとひんやり爽やかになるハッカ油の性質を利用して、マスクの暑さ対策にハッカ油を使う方法が取り上げられています。
長年愛用してる北海道北見のハッカ油。
マスク?のアゴの部分にひと吹き、
もしくは薄めたのをひと吹きすると
イイらしい〜☺️やってみよ。 pic.twitter.com/VxPmTnMqjV— kaoru 가오루 ?? (@miracle_san) May 29, 2020
マスクにハッカ油を使うと、さっぱりと気持ちのいい涼しさを感じることができそうです。
しかし、清涼感がありますが、熱中症対策にはなりません!
今回は、マスクにハッカ油を使う場合の使い方や注意点を詳しく解説したいと思います。
ハッカ油は、使い方に注意して上手に使うと、暑い夏を快適に過ごすことができますよ。
使いやすいハッカスプレーは以下のサイトで購入できます。
※ハッカ油は適量を守って使ってくださいね。使い過ぎには注意しましょう!
目次
ハッカ油とは
ハッカ油は、ハッカソウ(ハッカ草)を乾燥させて抽出した植物油のことです。
英語ではミント(Mint)で、ハッカはミントの品種のひとつなんです。
ハッカ油は、肌に触れると、スーっとしてひんやりとした涼しさを感じることができるので、制汗グッズや冷感グッズに使われています。
また、害虫はミントの香りが苦手です。
ハッカ油に防虫効果がある性質を利用して、虫よけスプレーにも使われています。
天然素材なので、小さなお子様にも安心して使えていいですよね。
そのほか、リラックス効果、消臭効果、除菌効果など様々な効果が期待される万能な植物油なのです。
しごおわきかん
職場で蚊に喰われたのがどうしようもなく我慢ならなかったので虫除け用にハッカ油のスプレーをつくりました
これマスクにかけるとすーすーして消臭にもなるのでよいですなー…(*´▽`*)
— はっが (@tm7_hagga) May 28, 2020
【マスクにハッカ油】涼しいって本当?
ハッカ油の清涼スプレーを首やわき、腕などにシュッと一噴きしてみると、熱が引いて、ひんやり涼しくなってきます。
じつは、ハッカ油は涼しさを感じるだけで、実際は体温を下げているわけではありません。
ハッカ油に含まれる「メントール」という成分が、脳に冷感を錯覚させているのです。
体が感じる温度を下げてくれる効果があることから、ハッカ油は、暑い夏を快適に過ごすためのクールダウンに使われるんです。
特に、メントールを一番感じやすい体の部位は目と鼻腔です。
なので、ハッカ油をマスクにつけると、マスク中に熱がこもる不快感を取り除けるうえ、マスクでも夏場を快適に過ごせる、というわけなのです。
※原液が肌や目などにつかないように気をつけましょう。
ハッカ油をマスク表面の下の方にスプレーしたら、1時間ぐらいひんやり&鼻スースーして快適だった!
(・∀・)ノこれから暑くなってマスク辛くなるからおすすめー。 pic.twitter.com/2vfJ42907Q
— みねこ (@yuukurimineko) May 24, 2020
暑くなってきてマスクが辛い?
ハッカ油塗ったら快適なんじゃ?と思って試してみたら恐ろしく涼しい!笑
直接肌に当たると刺激強いから外側に1吹きだけ。これ塗って扇風機当てると凍えそうに涼しくなるし虫除けにもなるので、夏フェスやキャンプの時に愛用してる。
マスク装着時にもおすすめです! pic.twitter.com/SlcJX30OWT
— maki@2020行政書士試験?✏️? (@xxxxx_girl) May 25, 2020
メリットが多いように感じるハッカ油ですが、暑さ対策で利用する場合、注意が必要なんです。
次に、ハッカ油を利用する際の注意点をご紹介したいと思います。
【マスクにハッカ油】注意点について
マスクにハッカ油を使用する際の注意点が以下のようにSNS上でも取り上げられています。
【「マスクにハッカ油」注意点】
・原液のまま使うと非常に刺激が強いため、マスクのアゴのあたりがオススメ
・衣類や家庭の器具などにハッカ油がつくと、一部変色等が起きる可能性
・体温を下げているわけではないので、熱中症対策として水分補給の必要があるhttps://t.co/gEqG8afmgy— 地震・ニュース速報@Yahoo!ニュース (@YahooTopicsEdit) May 26, 2020
マスクにハッカ油を使う場合の注意点は以下の通りです。
- 原液をそのまま皮膚に使わないようにする。
- マスクや衣類など、素材によっては変質(変色)するおそれがある。
- 体温を下げているわけではないので、水分補給を忘れないようにする。
- 適宜適量を守って、使い過ぎないようにする。
ハッカ油は天然素材なので安全ですが、使い過ぎると、ヒリヒリして痛みを感じるなど、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
原液を直接肌につけるのはやめてくださいね。
特に、ハッカ油が目や鼻に入ってしまうと刺激が強いので、マスクにハッカ油を垂らす場合には、直接目や鼻の粘膜にあたらない場所に使うように注意しましょう。
水で薄めたハッカ油をマスクの外側にスプレーすると、スーッとして気持ちいい?
間違っても内側にスプレーしちゃダメですよ。眠気覚ましどころじゃない衝撃がきます(一度経験済み)?— アメヤ@まったり活動中 (@amenbou04) May 27, 2020
ハッカ油スプレーをネットで買ってマスクにシュッとしてみた。爽快感が半端ないと同時に目がッ鼻がぁぁぁぁーーーーッッ!!ってなった。つけすぎ注意よぉン!???ミント大好きなので幸せ。 pic.twitter.com/OAmBHug0js
— mog?? (@mog_violet1027) May 29, 2020
北見ハッカ油??⌂??
マスクにシュッってして
すぐつけると
目がァアアアアァアアアアッッ!ってなるから気をつけろぉ pic.twitter.com/krNUO1yG9G— まどか (@smilemadocachan) May 29, 2020
また、ひんやり涼しい感じがすると、ついつい水分補給を怠ってしまいがちです。
体の温度が下がって涼しくなっているわけではありません。
暑い場所では、どんどん体中の水分が失われていきますので、水分補給を忘れないよう注意してくださいね。
【マスクにハッカ油】夏場は特に気を付けよう
暑さやほてりを和らげるのに、夏場はハッカ油の登場機会が多くなります。
ハッカ油は、ひんやり涼しく感じられるだけで、体温を下げているわけではありませんので、熱中症対策にはなりません。
特に今年はマスク着用が必須になりそうなので、熱中症のリスクが指摘されています。
マスクにハッカ油を使うと、清涼感が喉の渇きを気付きにくくする可能性があります。
水分をこまめに取るよう気をつけましょう。
また、お風呂やシャワーの後の暑さを軽減するためにハッカ油を使う場合も、水分補給を忘れないでくださいね。
【マスクにハッカ油】ペットには要注意です
おうちで猫ちゃんを飼っている方は、ハッカ油に注意が必要ですよ!
【ハッカ油ご利用にあたって】
一部のユーザー様からもリプライをいただいているように猫や一部の小動物はハッカ油の成分が苦手と言われております。
ペットを飼っている方はご使用の際、使用部位や用途にご注意ください。
安全にご使用いただくために、ご一読ください。https://t.co/8CkvkzBmpm— アルコール消毒は健栄製薬!【手ピカジェル】 (@kenei_pharm) December 24, 2019
ハッカ油を動物のニオイ消しに使っている方がいらっしゃるかと思います。
じつは、猫にとってハッカ油の成分はよくないのです。
なので、猫ちゃんがいる空間にはハッカ油を使用しないようにしましょう。
猫ちゃんに限らず、ハムスターや小鳥などの小動物にも注意してくださいね。
【マスクにハッカ油】使い方は?
マスクでのハッカ油の使い方をご紹介します。
マスクにハッカ油をスプレーする
ハッカ油は、刺激が強いので、目や鼻の粘膜に直接スプレーしないでくださいね。
マスク着用の際にハッカ油をスプレーする場合は、肌に直接スプレーするのではなく、マスクへスプレーしましょう。
スプレーする場所は、マスクの内側ではなく、ハッカ油の刺激を感じにくい外側へスプレーしてください。
その際、スプレーを50㎝ほど離してシュッと1プッシュ噴きかけてくださいね。
暑くてマスクが苦痛な時はマスクの外側からハッカスプレーすると爽やかで
息もしやすいです
北見ハッカのハッカ油です pic.twitter.com/M5paywtXQ7— あやな (@ayanasan1208) May 26, 2020
マスクにハッカ油をつけないでコットンを使う
まずはコットンにハッカ油を数滴垂らします。
マスクにハッカ油がつかないように、もう一枚のコットンと合わせます。
ケース、またはジッパー付きのビニール袋の中に、上記の2枚のコットンを入れます。
このとき、ハッカ油がついていない方のコットンがマスク側になるよう気をつけてくださいね。
フタをすると、マスクにハッカの香りがついて、マスクがハッカの香りで爽やかになりますよ。
ハッカ油の保管方法について
ハッカ油の保管に関するポイントは以下の通りです。
日差しがあたる場所や温度の高い場所に保管すると、ハッカ油の品質が変わってしまう可能性があります。
光が届かない、涼しい場所に保管しましょう。
また、引火しないようキッチンや暖房などの火のそばに置かないでください。
小さなお子さんがいる方は、誤って飲んでしまうと危険ですので、手の届かない場所へ置くか、しまってくださいね。
ハッカ油に使うスプレーボトルや、容器の材質には特に注意が必要です。
ハッカ油には、ポリスチレン(PS)を溶かす性質があるんです。
なので、ハッカ油にはポリスチレン製の容器を使わないようにしましょう。
ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン製(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の容器であれば大丈夫です。
材質が確認できない場合や、不安な場合はガラス製の容器を選びましょう。
虫除けや消臭の目的で、網戸やトレーなどにハッカ油を使う際、事前に材質がポリスチレン製かどうか確認することをおすすめします。
ハッカ油の清涼感や香りをほどよく楽しむためにも、状況に応じて、使い方や頻度に気をつけましょう。