ナイキ厚底シューズ新モデルを発表
男子マラソン日本記録保持者の大迫傑選手や、前日本記録保持者の設楽悠太選手など多くのアスリートをはじめ、令和初の箱根駅伝でも8割以上の選手が着用し話題になったナイキ(NIKE)の厚底シューズ「ヴェイパーフライ」。
2020年1月15日には、あまりの新記録ラッシュに、東京オリンピックでは、使用が禁止されるのではないかと、この靴を巡って、注目が集まっていました。
そんな中、ナイキは、2月5日(日本時間6日)、ヴェイパーフライの新モデル「ナイキ エアズーム アルファフライネクスト%」(以下、アルファフライ)を発表。
今回は、今最も関心が寄せられるナイキの厚底シューズの新作を、ご紹介します。
詳しい情報は下の項目でまとめていますので、ご確認くださいね。
目次
ナイキの厚底シューズは禁止されない
東京オリンピックで着用が容認されるかどうか議論が白熱していた現行モデルのヴェイパーフライ。
1月31日、世界陸連は使用禁止を見送りとし、東京五輪でも着用可能と発表しました。
さらに、新作のアルファフライも、東京オリンピックで使用できることとなり、これで、このナイキの厚底靴騒動は、ようやく収束に向かいそうです。
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ナイキ厚底シューズは規制されないが一定の条件が設けられる
ナイキの厚底シューズは、今回規制されず、オリンピックで使用できることになりましたが、世界陸連は1月31日に新ルールを発表しています。
つまり、条件付きで使用を認める決定をしたというわけです。
新ルールはこちら。
- 靴底の厚さは40ミリ以内
- 炭素繊維などのプレートは1枚まで
- 今年4月30日以降の大会で履く靴は4ヵ月以上市販されているものではなくてはならない
アルファフライは、靴底の厚さが39.5ミリ(26.5cm計測)、試作段階では3枚にしていたプレートも1枚に変更しています。
日本での発売日に関しては、まだ発表されていませんが、7~8月の東京オリンピックに間に合わせるためには、3月中旬頃までに発売する必要がありますね。
ちなみに、大迫傑選手と設楽悠太選手がエントリーしている3月1日の東京マラソンは、4月30日より前のため、新モデルのアルファフライを履くこともできます。
ナイキ厚底シューズ最新情報!アルファフライってどんな靴なの?
ナイキ厚底シューズの最新モデル「アルファフライ」はどんな靴なのか、気になりますよね!
その特徴について、解説します。
特徴①前足部に「Zoom Airポッド」、かかとに「ZoomXフォーム」
前足部に2つ配置された「Zoom Airポッド」、かかとに追加された「ZoomXフォーム」の相乗効果によって、ヴェイパーフライを超えるエネルギーリターン率を実現させることに成功しました。
ヴェイパーフライより「ZoomXフォーム」を増量したことにより、反発力と軽さを向上させ、さらなる衝撃吸収力とクッショニングを生み出します。
特徴②最大の特徴であるフルレングスの「カーボンファイバープレート」
フルレングスの「カーボンファイバープレート」は、現行モデルのヴェイパーフライの改良版を内臓。
ヴェイパーフライでは全サイズに同じ厚さのカーボンファイバーが使用されていましたが、アルファフライでは、サイズが大きくなるにつれて、プレートの硬さを強化するように厚さを調整しています。
スムーズな体重移動や安定性を感じさせると同時に、足首関節の負荷を抑えます。
特徴③軽量な「アトムニットアッパー」
追加したZoom AirポッドやZoomXフォームによって、シューズの最重量が増えてしまうことに気づき、アッパー(足の甲を覆う部分)には最軽量のニット素材「アトムニット」を採用。
蒸気をかけ伸ばすように成形された素材が、軽い履き心地で足の形状にフィットするとともに、水分吸収を最小限に抑え、通気性を最大限に高めています。
ナイキ厚底シューズ値段は?いつ発売?現時点では価格も発売日も未定?
ナイキのアルファフライの最新情報が発表され、購入を検討している方も多いはず。
アメリカ版NIKE公式サイトによると、米国での発売日は2020年2月29日(土)と予告されています。
しかし、2月7日現在、日本での発売日は発表されていません。
また、価格についても、まだ未発表です。
現行のヴェイパーフライは¥30,250(税込)ですので、その前後の値段に設定される可能性もありそうですね。
値段や日本での発売日の正式発表を、待ちたいと思います。
ナイキ厚底シューズはマラソンで今後も新記録を連発しそう!
「ヴェイパーフライ」「アルファフライ」は、まだまだ新記録の樹立に一役買いそうですよね。
東京オリンピックでは、ナイキの厚底シューズを履いた選手たちが、どのような戦いを見せてくれるのか、今から楽しみです。
履き慣れていないと走り方が難しいとも言われていますが、もちろんプロのアスリートだけでなく、一般の人も購入することができますよ。
2020年、マラソン界を席巻する、ナイキの厚底シューズの情報を、今後もチェックしておきたいものです。
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