界面活性剤入り洗剤を使ったコロナに有効な消毒液の作り方は？商品の種類や使い方、効果をご紹介

ライフハック

2020.05.29

界面活性剤がコロナに効く！「消毒効果がある」と経済産業省が発表

長引く新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、未だ、アルコール消毒液が手に入りにくい状況が続いていますよね。

そんな中、経済産業省や独立行政法人の製品評価技術基盤機構（NITE）は、家庭用洗剤に含まれる界面活性剤が、新型コロナウイルスに対して消毒効果があると発表。

品薄が続くアルコール消毒液の代わりに、手に入りやすい家庭用洗剤を代用して、ドアノブや机、リモコンなど、身近なモノを消毒できるというわけです。

製品評価技術基盤機構（NITE）のホームページでは、実際に有効成分が含まれる製品名の一覧も公開しています。

詳しい情報は下記の項目でまとめていますので、ぜひご覧ください。

経済産業省や製品評価技術基盤機構（NITE）によって、新型コロナウイルスを消毒する効果があることが確認された界面活性剤は、以下の5種類。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
アルキルグリコシド(0.1%以上)
アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2％以上)

ただし、これらを含む台所や浴室、トイレ、家具などの、家庭用洗剤はあくまでも身近な“物の”消毒用です。

手指や皮膚には使用せず、製品に記載された使用方法に従って、使用上の注意を守って、正しく使うようにしてください。

家庭用洗剤が手元にない場合、台所用洗剤（食器用洗剤）を規定濃度に希釈して作る消毒液も有効とされています。

希釈の目安は、水500mlに対し、台所用洗剤小さじ1（5g）。

台所用洗剤を代用する消毒液の作り方は、たらいや洗面器などに水と台所用洗剤を入れ、軽く混ぜるだけで、簡単です。

界面活性剤を含む家庭用洗剤を代用する消毒液の使い方はこちら。

スプレーボトルでの噴霧などを行わず、必ず、布などに染み込ませて使うようにしてください。

【注意点】

作り置きした液は効果がなくなるので、洗剤うすめ液は、その都度使い切るようにしてください。
台所用洗剤でプラスチック部分（電話、キーボード、マウス、TVリモコン、便座とフタ、照明のスイッチ、時計など）を拭いた場合、そのまま放置すると傷むことがあるため、必ず、すぐに水拭きしてください。
塗装面（家具、ラッカー塗装部分、自動車の塗装面など）や、水がしみこむ場所や材質（布製カーテン、木、壁など）には使わないでください。（シミになるおそれがあります）

皮膚や手指に直接使ったり、絶対にうがいなどに使わないようにしてください。