森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」は自宅でできるしいたけ栽培キット
お庭がない!広いスペースがない!忙しくて時間がない!でも、おうちで何か栽培したい!
そんな方におススメしたいのは、もりのしいたけ農園。
「もりのしいたけ農園」は、シイタケが自宅で手軽に栽培できるきのこ栽培キットなんです。
おうちでキノコ狩りができるなんて画期的ですよね!
購入から1週間くらいで、立派なシイタケが収穫できるので、手間がかからないのもうれしいです。
もっと詳しい情報を知りたい方は、下記の項目を確認してくださいね。
目次
森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」とは
森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」は、自宅でお手軽に、シイタケが栽培できるキットです。
栽培方法がとっても簡単な上に、1週間で約60個のシイタケが収穫できるんです!
シイタケが収穫できるのは、一回だけではありません。
栽培ブロックを約2~3週間休養させると、2回目の栽培がスタートできるんです。
栽培ブロックの傷みが無く、しっかりしていれば、3~4回収穫できるようです。
しかし、収穫ごとにシイタケが発生する数は減ってしまいます。
というのも、栽培ブロックは、シイタケ菌糸のかたまりなので、シイタケの発生回数が増えると、発生した分だけ小さくなり、菌糸の活力も低下してしまうからです。
なので、休養させたり、水を与えたりと、お世話を続けてくださいね。
さて、シイタケ栽培と聞くと、原木にシイタケが生えてるイメージがあると思いますが、「もりのしいたけ農園」は違います。
「もりのしいたけ農園」のシイタケは、菌床栽培といって、栽培ブロックにシイタケが育つんです。
では、次に菌床栽培についてご紹介したいと思います。
森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」は菌床栽培
自宅でシイタケを栽培する方法として、大きく分けると、以下の2つの方法があります。
- 原木栽培(げんぼくさいばい)
- 菌床栽培(きんしょうさいばい)
原木栽培とは、原木(天然の木をカットしたもの)にシイタケ菌を植え付けることによって、原木にシイタケを生えさせる栽培方法です。
菌床栽培は、菌床にシイタケを生えさせる栽培方法です。
菌床とは、シイタケを栽培するために作られた土台のようなものです。
樹木を粉状にしたおが粉(おがこ)に、米ぬかやフスマ(麦のぬか)などの栄養分と水を加えて、ブロック状に成形したものに、シイタケ菌を植えつけて培養したものなんです。
なので、「もりのしいたけ農園」は菌床栽培にあたります。
「もりのしいたけ農園」の菌床は、国産の広葉樹のおが粉と穀物を主原料とした栄養と水、そしてシイタケ菌でできています。
有害となるものが一切使われていませんので、安心して、自宅でシイタケ栽培を楽しんでくださいね。
森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」を実際に買ってみた
注文して翌々日、早くもキットが到着しました。
購入した「もりのしいたけ農園」セット内容は以下の通りです。
- 栽培ブロック1個
- きのこ栽培容器
- 栽培説明書
今回は、初めてということで、説明書・栽培容器付きを購入しました。
ちなみに「もりのしいたけ農園」では、栽培ブロックのみの購入もできますよ。
説明書や容器が必要ない方は、説明書なしバージョンや容器なしバージョンの購入をおすすめします。
栽培容器なしの場合は、栽培ブロック・栽培説明書・栽培袋が付属して、1300円(税込)前後で購入することができます。
栽培ブロックのみの場合は、説明書、栽培袋、赤玉土の付属なしで、1020円(税込)前後で購入できます。
では、到着したらすぐに、シイタケ栽培熱が冷めやらぬうちにスタートしましょう!
「もりのしいたけ農園栽培容器付」で栽培してみたよ
栽培容器が思っていた以上に大きかったのですが、家の中で目立つ存在となったことで、家族が気にしてお世話をしてくれました。
容器に入れると鑑賞しやすく、清潔感があり、お世話をしやすいので、思い切ってケース付きを買ってよかったです。
しかし、栽培容器が無くても、スーパーなどでもらえるビニール袋で代用できるので、少しでも金額を抑えたい方、なるべく栽培スペースを小さくしたい方は、ビニール袋や別の容器の購入を検討したほうがいいと思います。
100均の米とぎボールを2個使って、育てている人もいるそうですよ。
次に、説明書を見てみましょう。
「もりのしいたけ農園」の説明書はこちら
もりのしいたけ農園の説明書は下記の画像をクリックすると確認することができます。
もりのしいたけ農園栽培手順
栽培ブロックなどが入っていた箱の側面に、以下の栽培手順が載っていました。
初めて見る菌床に、色々と想像してしまいましたが、実際に開けてみるとニオイがなく、触った感じもフワフワしています。
袋から取り出した栽培ブロックを、キッチンの流し台へ移し、ブロックの表面をサッと水で洗い流します。
少しヌルっとしますので、落とさないよう気を付けてくださいね。
付属の容器に栽培ブロックを入れ、霧吹きでたっぷりと表面を濡らします。
栽培手順に従って、栽培の準備を進めていくと、セットするまで5分もかからず、簡単に栽培の準備ができました。
あとは、ブロックの表面が乾かないように、収穫まで1日、1~2回程度、霧吹きで表面を濡らします。
栽培ブロックが乾いてしまうと、シイタケが発芽しないこともあるので、乾燥に気をつけて育てましょう。
実際のシイタケ発育状況はこちら
「もりのしいたけ農園」で育てた、シイタケの発育状況は以下の通りです。
ニョキニョキ生えてきますよ!
想像以上の発育の良さに、びっくりです。
「もりのしいたけ農園」の失敗しないシイタケ収穫方法
収穫の目安は、シイタケのカサの裏側が大事なポイントなので、確認してくださいね。
収穫の際、気をつけることは以下の通りです。
- シイタケが小さくても、ヒダの膜が剥がれたら収穫すること。
→ヒダが開ききってしまうと胞子が飛散し、2回目以降の発生に影響がでます。 - シイタケの軸の根元からカッターなどでカットすること。
→手で収穫すると栽培ブロックがえぐれてしまうので、2回目以降の発生に影響がでます。
シイタケの傘が開き、傘の裏側にヒダが見えてきたら収穫の時期です。
もうちょっと大きくしようかな、なんて欲をかいても、傘が開いてヒダが見えてくると、それ以上大きくならないので、思い切って収穫しましょう。
大きくなるのを待っていると、傘から胞子が飛び出し始めてしまいます。
なので、シイタケのサイズが小さくても、傘の裏にヒダが見えたら収穫してください。
カットする場合は、カッターやハサミを使って、ブロックを傷つけないよう収穫しましょう。
手でもぎ取ってしまうと、2回目以降に芽が出にくくなるので、気を付けてくださいね。
シイタケが密集しているので、ハサミよりカッターのほうがカットしやすかったです。
また、収穫の際は、シイタケの軸を残さないよう、ブロックに近い根元から刈り取りましょう。
軸を残してしまうと、そこからカビが生えやすくなり、2回目以降にシイタケが生えてこなくなるので、気をつけてくださいね。
「もりのしいたけ農園」では何回か収穫ができる
「もりのしいたけ農園」でシイタケが収穫できる回数は、栽培ブロックの傷みがなければ、3~4回は可能です。
栽培ブロックの傷みがあると、2回目以降のシイタケの発生が悪くなりますので、気をつけてくださいね。
1回目にシイタケが50個以上収穫できた場合は、2回目以降は少なくなりますが、30個くらいは期待できそうです。
1回目と違い、シイタケはギュウギュウに密集して生えてきません。
まばらに発生するせいか、一つ一つが大きいシイタケが生えてきました。
さて、1回のシイタケの発生サイクルは、収穫→休養→浸水→発芽→収穫で、おおよそ1か月です。
2回目以降にシイタケを発生させるには、休養と浸水作業が必要となってきます。
次に、2回目以降の収穫にポイントとなってくる休養について説明したいと思います。
「もりのしいたけ農園」2回目の収穫へ向けて休養させよう
シイタケを2回目以降に発生させるには、休養と浸水の作業が必要になってきますので、詳しく説明したいと思います。
休養期間について
休養期間とは、次回の発芽までの準備期間です。
1回目の収穫が終わると、栽培ブロックを栽培袋、または栽培容器に入れて、2~3週間程度休ませます。
休養期間のポイントは以下の通りです。
- 温かい場所に置く
- ブロック表面が乾かないようにする
- 空気の入れ替えをする
- 休養期間は2~3週間程度必要
休養期間中は、1日1回くらい、ブロックの表面が乾燥しないように霧吹きで水をあげます。
休養期間中の栽培温度は、20~25℃を目安に、高温多湿の環境が理想です。
20℃以下での休養環境の場合は、回復が遅れて、休養期間が長くなります。
休養中にシイタケが生えてくる場合もあります。
その場合は、気にしないでそのシイタケを育てて収穫し、そのまま休養を続けてくださいね。
休養は、水を与えつつも、徐々に栽培ブロックの中の水を抜いていきます。
収穫後の栽培ブロックの重さよりも200g程度軽くなれば、浸水操作に入ります。
休養を始めて、1週間後くらいにシイタケが発生した場合は、そのシイタケは1週間で収穫できるので、収穫後すぐに浸水を行ってくださいね。
浸水操作について
バケツなどに栽培ブロックを入れて、完全に水に浸かっている状態で、8~15時間浸水します。
この時、重しなどを上に乗せて、浮かばないようにしてください。
浸水時間は、厳寒期になるほど長くしてください。
高温期(6~9月頃)の浸水は、氷水を使用すると、より効果的です。
浸水作業後は、ブロックの重さが、水に浸ける前よりも重くなっていることを確認しましょう。
重たくなっていない場合は、ブロックの表面が硬くなっていて、水が吸えていない可能性があります。
その場合は、ブロックの底や上面に、爪楊枝などで数か所穴を開け、再度、浸水操作を行ってくださいね。
水を吸って栽培ブロックが重たくなったら、栽培容器や栽培袋に戻して、寒暖差が大きい場所に置きます。
昼夜の寒暖差が少なく、一日中暑い夏は、2回目以降の発芽が難しいようです。
夏場は、昼間は冷蔵庫、夜は涼しい場所に置くなどの工夫をしましょう。
【森のきのこ倶楽部】しいたけの育て方で気になるポイント
シイタケを育てていると、何かと気になることがあるかと思います。
栽培方法で気になるポイントを以下にまとめてみたので、ご紹介したいと思います。
「もりのしいたけ農園」のシイタケ栽培に適した時期は?
シイタケは、気温差が少ない、暑すぎる夏や寒い冬は育ちにくいです。
温度が30℃を超えると、シイタケ菌は弱ってしまい、温度が低すぎると、活動ができなくて弱ってしまうのです。
一般的に、栽培ができる時期は、秋、夜間の最低気温が20℃を下回る頃から、翌年の春、再び20℃を上回るようになる頃とされています。
シイタケ菌が最も活発に活動するのは、25℃前後です。
なので、夏の暑い時期は、冷蔵庫や保冷剤を使って栽培し、冬は暖かい部屋で栽培しましょう。
シイタケの発芽を促すために、日中と夜間の温度差を10℃以上つけるのもポイントですよ。
栽培ブロックの置き場所を、昼間と夜間で変えるのもおすすめです。
「もりのしいたけ農園」は直射日光・高温を避けよう
栽培ブロックは、直射日光と高温の場所を避けて管理しましょう。
栽培している期間は、栽培ブロックがしっとりしている状態を保つことが大切です。
栽培ブロックの表面が乾燥しすぎると、青カビが付着することがあるようなので、気をつけてくださいね。
また、高温期(6~9月頃)は、クーラーがきいた部屋など、涼しい場所で管理してください。
温度や湿度の条件により、収穫するしいたけの傘色に違いがでるようですが、品質には問題ないようです。
「もりのしいたけ農園」では間引きした方がいいの?
菌床ブロックに、びっしり芽がついてしまっていては、一つ一つが大きなシイタケに成長しません。
なので、間引きといって、小さい芽のうちに、良い芽を残して、弱そうな芽を摘んでしまいます。
すると、間隔が空き、栄養が行き渡るので、残ったシイタケは大きく育ちます。
つまり、シイタケ一つ一つを大きく育てたかったら、間引きをしたほうがいいんです。
しかし、間引く場合、手で間引いてしまうことになるので、菌床がボロボロに傷んでしまい、2回目以降のしいたけの発生が悪くなるので、気を付けてくださいね。
「もりのしいたけ農園」にカビ発生!原因と対処法
表面の白いカビのようなものは、シイタケの菌糸なので、問題ありません。
また、シイタケの傘が開き、収穫の時期が遅くなると、カビのような細かい白いものが見えます。
これは、カビではなく、シイタケの胞子なんです。
シイタケは成長し過ぎると、傘の裏側のヒダの間から、胞子が飛び出してしまうんです。
栽培ブロックの表面や容器の内側に胞子が付きだした場合は、洗い流しましょう。
また、栽培ブロックの白い部分が、青や緑に変色してきたら、それは青カビです。
シイタケの栽培に悪影響を及ぼすので、取り除く必要があります。
青カビが発生した場合
栽培ブロックの白い部分が、青や緑に変色してきたら、それは青カビなので、取り除いて、風通しの良い場所に移動させてくださいね。
青カビが生える原因は以下の通りです。
- 水の与えすぎ
- 温度と湿度の問題
- 青カビの栄養になるものがある
前回の収穫で、軸や芽が残っていると、それが青カビの栄養となるようです。
青カビがついたままの状態で栽培を続けると、ブロックが傷むので、シイタケの成長に悪影響を及ぼします。
栽培ブロックに青カビが発生したら、スプーンなどで取り除くか、水道水で洗い流すことを3回くらい繰り返して、青カビの発生を食い止めましょう。
キノコの保存方法と保存期間
シイタケがたくさん収穫できたら、上手に保存して最後まで使いきりましょう。
シイタケは冷凍すると、長期保存ができますよ。
その上、冷凍保存することで、うまみと栄養価が約3倍も増えると言われているんです。
キノコの保存方法と保存期間について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてくださいね。
▼【野菜の保存】きのこは冷凍できる!うまみも栄養もアップする理由とは?正しい解凍方法とは?
そもそも「キノコ」って洗うの?洗わないの?
キノコは、一般的には洗わないほうがよいとされています。
キノコは野菜と違って、水をかぶると、菌糸と菌糸の間に水が入り込んでしまうので、食感が悪くなるうえ、香り逃げてしまうのです。
そうはいっても気になる方は、キノコの種類別による洗い方をご紹介したいと思います。
シイタケの傘の裏にあるヒダが水を吸ってしまいます。
濡らしたふきんやキッチンペーパーなどで、傘の上部分だけを軽く拭きましょう。
【シメジ類・キクラゲ類】
シメジ類・キクラゲ類は、水に濡らしても味が落ちないので、洗っても大丈夫です。
汚れが気になる場合は、流水で軽く洗いましょう。
【エノキタケ】
エノキタケは束のまま、根元を持って、先端から中くらいまでを、水を張ったボールに入れて、軽く振って洗いましょう。
森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」の購入サイトはこちら
記事内でご紹介しました、栽培容器付きの「もりのしいたけ農園」は、以下のサイトで購入することができます。
森のきのこ倶楽部のラインナップはなめこやエリンギなど6種類
森のきのこ倶楽部の「きのこ栽培キット」のラインナップは、シイタケをはじめ、ナメコ、ブナシメジ、ヒラタケ、エノキタケ、エリンギの6種類です。
様々な種類のキノコが栽培できて楽しそうですね。
お得なまとめ買いは、以下のサイトで購入可能です。