新幹線が遅延したらどうする?焦らず、来た電車に乗ってしまってOK!
いざ新幹線に乗って仕事や旅行!というとき、災害や異常気象で乗る予定だった新幹線が遅延していた!という経験をしたことがありますか?
いつも時間通りに到着・出発してくれることに慣れすぎて、いざ自分が遅延を目の当たりにすると、どうしたらいいか戸惑うこともしばしば…。
意外と知られていないのですが、新幹線が2時間以上遅延した場合は特急券のみ払い戻しを受けることができます。
ただし、1時間55分など2時間にギリギリ届かなかった場合では払い戻し対象外となるので注意してくださいね。
払い戻しは、当日遅延証明だけをもらっておけば、後日JRの駅で払い戻しが可能なので、焦らず行動しましょう!
今回は、新幹線が遅延したときに役立つ、遅延時でもスムーズに対応できる知識をご紹介していきます。
知っておいて損はありませんので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
新幹線の切符の仕組み
まずは簡単に新幹線の切符の仕組みをご紹介します。
新幹線に乗るためには、「乗車券」と「特急券」の2枚を購入する必要があります。
JRの駅などで新幹線の切符を購入すると、必ず2枚ですよね。
- 地下鉄の料金などのような運賃のことで、距離によって値段が異なる。
- 出発地から目的地まで運んでもらうための料金
特急券
- 乗車券とは別に必要なもので、新幹線に乗るために必要な切符。
- グリーン席、指定席、自由席で値段が異なる。
- また、新幹線の速さによっても値段が異なる。(「ひかり」より「のぞみ」の方が高いなど)
- 乗車券と合わせて使うことで、目的地に早く着くことを確約してくれる料金
新幹線の切符が払い戻しできるのは、2時間以上遅延した新幹線の特急券のみ
新幹線の切符で払い戻しが可能なのは、2時間以上遅延した新幹線の特急券のみです。
上記で、新幹線の切符には「乗車券」と「特急券」が必要だとご紹介しました。
2時間遅れであっても目的地までは到着しているので「乗車券」分の仕事はしていますよね。
一方で、2時間という遅延は、速く着くという約束である「特急券」の仕事はしてくれていないので、こちらは払い戻すことが可能というわけです。
新幹線の特急券の払い戻しは当日じゃなくてもOK
特急券の払い戻しは、当日にできれば気持ちも落ち着きますよね。
でも仕事や用事でどうしても時間がなかったり、窓口での長蛇の列に並んだりと、払い戻しをしてもらう時間がない!という場合もあります。
そんなときは、必ず特急券の遅延証明をもらいましょう!
これがあれば利用した日から1年ほど有効なので、時間があるときに払い戻しすることができます。
払い戻しは、JRの駅窓口で対応してもらえますよ。
目的地の改札で切符を通すと、そのまま切符が吸い込まれてしまいますが、遅延時は改札に入れると上の画像のように「遅払証」と印字されて出てきます。
自由席の場合は、改札に入れると遅延していてもそのまま吸い込まれて、何も出てこない場合があります。何も出てこないと払い戻しがされないので、自由席の場合は有人改札で遅延証明の印字を押してもらうのがおすすめです。時間がなくても遅延の印字がないと払い戻しされないので、これだけは必ず死守しましょう!
スマートEXなどで予約したICカードで新幹線に乗車した際は、改札を出る前に係員にその旨を伝えましょう。案内に沿って改札を出て、払い戻しは切符を購入したクレジットカードの口座に自動返金されます。
印字のある切符は後日払い戻しの際に必ず必要になるので、きちんと保管しておきましょう。
新幹線の遅延、払い戻しはいつまで?
遅延証明さえあれば、払い戻しはJR窓口にていつでも対応してもらえます。
有効期限は1年と決まっているので、できればはやめに払い戻し申請を行うのがおすすめですよ!
新幹線の切符に(契)や(企)がある場合の払い戻し
新幹線の切符を、駅窓口やスマートEXで購入せず、旅行会社などで販売されている割引切符を買った場合は、上の画像のように(契)や(企)といった文字が切符に印字されています。
こういった文字が印字されている場合の特急券は、遅延でもJR窓口では払い戻ししてもらうことはできません。
遅延の印字がある切符を持って、購入した旅行会社の窓口に行けば払い戻しが可能です。
詳しくは、各旅行会社の払い戻しについて問い合わせてみてくださいね。
新幹線が遅延!払い戻しは可能?時間別に対処法をご紹介します
電車が遅延したとき、まずはその遅延がどのくらいかを確認しましょう。
JRサイバーステーションのホームページでは、日本で運行されている全ての新幹線の運行情報を確認することができます。
新幹線の運行情報はこちらから確認できます。
払い戻しがされるのは、2時間以上遅延した場合のみとなっていますので注意してくださいね。
新幹線の遅延が~1時間59分までの場合
遅延が~1時間59分までの場合は、払い戻しすることができません。
遅延が1時間55分で、ほぼ2時間では?と思っても、確実に2時間の遅延が発生していないと払い戻しには対応してもらえませんので注意してくださいね。
新幹線の遅延が2時間以上の場合
新幹線の遅延が2時間以上の場合は、上記でご紹介してきたように特急券のみ払い戻しを受けることができます。
目的地に到着して、予定していた到着時間から2時間以上あとに着いた方は必ず遅延証明をもらい、払い戻しをするようにしましょう!
新幹線が遅延!対処法まとめ
あらためて、新幹線が遅延した時の対処法についてまとめます。
- 新幹線が2時間以上遅延した場合は、特急券のみ払い戻しができる
- 払い戻しをするためには、特急券の遅延証明が必要
- 払い戻し自体は後日でもOK
- 払い戻しは必ず自分から申請しに行く
- (企)や(契)の文字がある切符は購入した旅行会社で払い戻しを受ける
意外と特急券の払い戻しができることを知らない方も多いので、ぜひこの情報を有効活用してくださいね!
特急券の払い戻しはこれだけでも約5,000円ほどが返金されるので大きいですよね…。
もし2時間以上の遅延に出会ったら、払い戻しを受けにいきましょう!