【白菜の保存方法】冷蔵庫・冷凍・常温いずれも保存できる
寒さが増すごとに甘みが増しておいしくなる「白菜」。
鍋料理を食べる機会が増える季節の11月頃~2月頃は、白菜の旬の時期でもあります。
そんな白菜は、スーパーで丸ごと売っていたり、カットされて売っていたりしますよね。
実は、白菜を長持ちさせたい場合、カットされたものよりも丸ごと買ったほうが傷みにくい上に、カットしたものより割安になることも多いです。
上記の画像でも少しご紹介していますが、白菜の鮮度を保ちながら長持ちさせる保存方法(常温保存・冷蔵保存・冷凍保存)は、下記の通りです。
◎白菜丸ごと
保存方法 | ・丸ごと新聞紙で包み、立てて冷暗所で保存 |
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保存期間 | 約3~4週間 |
◎半分や1/4にカットした白菜
カットした白菜は傷みが早いため、常温保存には不向きです。
◎白菜丸ごと
保存方法 | ・丸ごと新聞紙で包み、立てて保存 |
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保存期間 | 約1ヶ月 |
◎半分や1/4にカットした白菜
保存方法 | ・芯の部分を包丁で切り取るか、縦に切れ目を入れるかして、ラップで包み立てて保存 ※白菜の生長を止めるために芯を切り取るか、切れ目を入れます。 |
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保存期間 | 約1週間 |
◎小分けにカットした白菜
保存方法 | ・使いやすい形に包丁でカットし、冷凍用保存袋に入れて保存 ※茹でる場合は、固茹でして水気を拭き取ってからラップに包み、冷凍用保存袋に入れて保存 |
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保存期間 | 約1ヶ月 |
今回は、白菜の保存方法について詳しくご紹介していきます!
ご興味のある方は、下記の項目をチェックしてくださいね。
目次
【白菜の保存方法】冷蔵庫で保存する場合
白菜の保存に適した温度は0℃~5℃くらいですので、約3℃~5℃に設定されることの多い冷蔵室や約5℃~7℃に設定されることの多い野菜室のどちらかでの保存が適しています。
上記でもご紹介していますが白菜を冷蔵庫で保存する場合は、下記の保存法がおすすめです。
保存法:丸ごと新聞紙で包み、立てて保存
保存期間:約1ヶ月
- 白菜を立てて保存することで長持ちします
保存法:芯の部分を包丁で切り取るか、縦に切れ目を入れるかして、ラップで包み立てて保存
保存期間:約1週間
- 白菜の芯をカットまたは切り込みを入れることで白菜の生長を止め、長持ちします
丸ごと冷蔵保存した白菜を料理に使う時には、乾燥している一番外側の葉をはがして、外側から順番に使っていきましょう。
白菜を丸ごと冷蔵保存できるほどのスペースがあれば問題ないですが、実際には冷蔵室や野菜室に丸ごと白菜が入るスペースがないという場合も多いですよね。
そんな時には、丸ごとの白菜をご自宅でカットしたり、カットされた状態の白菜をスーパーで購入したり…というケースも多いのではないでしょうか。
半分や1/4にカットした白菜は、包丁が当たったところから酸化することで変色し、断面から傷み始めてしまいます。
そのため、ご自宅で白菜丸ごとをカットする場合には、白菜の底部分から数センチ包丁で切りこみを入れて、そこからは手で割くようにカットすると傷みにくくなります。
また、カットした白菜はラップで包んで保存するのもいいですが、水で湿らせたキッチンペーパーで白菜を包んでからラップやビニール袋に入れ、立てて冷蔵保存すると長持ちしやすくなりますよ。
カットした白菜の保存期間は1週間が目安ですが、カットしているとどうしても傷みやすくなるので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
【白菜の保存方法】冷凍保存する場合
白菜を使い切れない場合などには、白菜を冷凍保存するのがおすすめです。
保存法:使いやすい形にカットし冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて保存
保存期間:約1ヶ月
保存法:使いやすい形にカットし固茹でしたら、しっかりと水気を拭き取る。
粗熱が取れたら小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて保存。
保存期間:約1ヶ月
- 早く凍らせたい場合には、アルミトレイに乗せて冷やすと時短になります。
白菜は茹でるとかさが減るので、冷凍庫内に入れてもそんなに場所を取りません。
冷凍していた白菜は凍ったまま調理することができて、凍ったまま調理することで早く火が通り、味が染み込みやすくなるというメリットもあります。
通常であれば煮えにくい白菜の芯の部分も、冷凍した白菜を使用すると煮えやすくなりますよ。
調理時間を短縮できるのは、とっても嬉しいですよね。
ただし、冷凍していた白菜を解凍すると水分が出て、シャキッとした食感はなくなりクタっとした食感に変わります。
冷凍した白菜は味噌汁や鍋物などにぴったりで、炒め物に使うという場合には白菜から出る水分の対処法として、最後に水溶き片栗粉でトロミをつけるのがおすすめです。
ちなみに、少し手間はかかりますが、白菜を油で炒めてから冷凍すると、解凍後もそんなに食感を変えることなく保存することができますよ。
【白菜の保存方法】常温保存する場合
ここまで白菜を冷蔵や冷凍で保存する方法をご紹介してきましたが、白菜は丸ごと1玉だとかなり大きいサイズなので、冷蔵庫に入らないという場合も多いですよね。
そんな時には、白菜を冷暗所で常温保存するのがおすすめです。
冷暗所とは、温度が低く直射日光のあたらない風通しの良い場所のことです。
白菜の適温は0℃~5℃くらいなので、涼しい季節であれば、白菜を丸ごと常温保存することができます。
ただし、カットした白菜は傷みやすいため、常温保存に不向きです。
保存方法:丸ごと新聞紙で包み、立てて冷暗所で保存
保存期間:約3~4週間
- 白菜だけではなく野菜は、畑にある状態と同様に立てて保存すると、日持ちしやすくなります
室温が10℃以下くらいの冷暗所であれば、白菜を3週間~4週間ほど常温保存することができます。
ただし、白菜は水分を多く含んだ野菜のため、その水分が凍ってしまうほどの0℃以下になる寒冷地での常温保存は適していません。
丸ごと白菜を長持ちさせる保存方法として、芯の部分に爪楊枝(つまようじ)3本を深く刺すと、新鮮なまま保存できるという裏技もありますよ。
つまようじを白菜の芯に刺すのが結構固いので、トンカチ代わりになるようなものを使って深く刺してもいいでしょう。
芯につまようじを深く刺すことで、白菜の生長を止める効果があると言われているので、ぜひ実践してみてくださいね。
【白菜の保存方法】夏場はどうする?
丸ごと白菜は涼しい季節や冬場であれば、冷暗所での常温保存でだいたい3週間~4週間くらいは日持ちさせることができます。
とはいえ、気温が高くなる夏場の常温保存は、涼しい季節ほど日持ちさせることが難しく、だいたい1週間くらいしか常温保存できないと考えたほうがいいでしょう。
冷蔵庫にスペースがあるのであれば、夏場は冷蔵庫で保存したほうが長期保存できますよ。
環境を整えた場所でしっかりと保存していても、どうしても白菜が腐ってしまうこともあります。
白菜が腐っているかどうかを見極める判断基準として、白菜からすっぱい臭いがしたり、黒ずみやヌメリがあったり、全体的に汁が出てトロっと溶けている状態は腐っているため、食べないほうがいいでしょう。
- すっぱい臭いがする
- 葉が黒ずんでいる
- 汁っぽさやヌメリがある
【白菜の保存方法】新聞紙ない時はどうする?
白菜を常温や冷蔵室で保存する場合には、新聞紙で白菜を包む方法をご紹介しましたが、新聞紙がないケースもありますよね。
そのような場合には、白菜の乾燥を防ぐためにキッチンペーパーを代用しましょう。
下記のキッチンタオルは、1ロールの長さが一般的なキッチンタオルの3倍で、150カットの長巻きタイプなので、とっても使いやすいですよ!
水や油をしっかりとパワフルに吸収してくれる上に、濡れても破れにくいという特徴もあります。
野菜の保存だけではなく、調理にも大活躍の商品なので、ぜひ試してみてくださいね!