時差出勤やテレワーク、新型肺炎対策で導入推進
現在、国土交通省は鉄道の駅構内や社内のアナウンスで、鉄道利用客に時差出勤やテレワーク(在宅勤務など)の呼びかけをし、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する対策への協力を訴えています。
新型コロナウイルス感染症対策についてのお願いです。
駅構内や車両内においては、マスクの着用や咳エチケットを守るなど、感染症対策の取組へのご協力をお願い致します。
あわせて、時差出勤やテレワークなど、スムーズビズの取組へのご協力をお願い致します。
— 東京都交通局 (@toeikotsu) February 25, 2020
企業や各自治体も、新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐべく、時差出勤やテレワークを推奨し、対策を本格化させています。
時差出勤をすることで、公共交通機関の混雑時を回避することができるので、感染拡大が防止できます。
テレワークに切り替えることで、大勢の人が一か所に集まる機会を減らすことができ、接触を極力減らすことができるんです。
とはいうものの、時差出勤やテレワークができない業種もありますよね。
みなさん、実際どういう感じになっているんでしょうか?
今回は、今さら聞けない時差出勤やテレワークについて、ご紹介したいと思います。
また、時差出勤やテレワークについて、SNS上でのみんなの意見をご紹介したいと思います。
目次
時差出勤とは
時差出勤とは、通勤ラッシュの緩和を目的とした制度なんです。
自動車通勤の場合、企業の始業時間と終業時間を変更することで、交通量を分散し、交通渋滞の発生を抑えることができます。
時差出勤は、出勤時間をずらして出社する方法で、社員は会社であらかじめ決められたいくつかの出勤時間内で、出勤時間を決めることができます。
出勤時間が変更されるだけなので、勤務時間は従来と同じです。
なので、「7~10時の範囲内で出社、8時間勤務」という規定がある会社のケースでは、8時出社の場合は16時退社、10時出社の場合は18時退社、ということになるのです。
遅刻や早退をしないで、通勤時の交通機関の混雑を避けることができるので、子育て中の方にとってはメリットがありますよね。
また、ラッシュ時のストレスを軽減できるので、社員の健康においてもメリットがあります。
時差出勤とフレックスタイム制度は違う
時差出勤とフレックスタイム制度は、まったく違う制度なんです。
時差出勤は、出勤時間をずらすだけで、一日の実働時間の長さは変わりません。
対して、フレックスタイム制度は、一日の実働時間が決まっておらず、労働時間は自分で決めることができる制度なんです。
といっても、枠組みはちゃんとありますよ。
フレックスタイム制の場合、年、月、週単位で働く時間が設定されています。
設定された労働時間を満たしておけば、出社、退社時間や勤務時間を本人が自由に決めることができるんです。
また、フレックスタイム制度は、企業によってルールが違います。
例えば、コアタイムという、必ず出勤しておかなければいけない時間帯を設定している場合、コアタイムの時間は必ず出社していなければなりません。
なので、コアタイムを挟んだ時間帯で出社、退社を自由にすることになります。
コアタイムに会社にいればいいので、ラッシュを避けて通勤できたり、子供のお迎えがある方は早く帰ることができます。
自由度がある点にメリットを感じる制度ですよね。
テレワークとは
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語
引用元: テレワークとは|日本テレワーク協会
テレワークは、働く場所によって、以下の3つに分けられます。
- 在宅勤務
- モバイルワーク
- サテライトオフィス勤務
在宅勤務は、自宅で働くことです。
パソコンやインターネット、電話、ファックスなどで、会社と連絡を取りながら働く方法です。
わざわざ会社に出勤しなくていいので、通勤や移動のコストを削減することができます。
また、育児中や介護が必要な家族がいる方にとって、在宅勤務は効率よく働くことができるメリットがあり、企業は人材が確保できるメリットがあります。
モバイルワークは、会社以外の場所で行う勤務のことで、ノートパソコンやタブレット端末などのモバイル機器を使って、移動中やカフェなど、どこででも業務ができる働き方です。
時間や場所にとらわれずに働くことができるメリットがあります。
サテライトオフィス勤務は、本社以外に働く場所があり、そこで働く方法です。
一見「支社」っぽいイメージがありますが、「支社」とは少し違います。
サテライトオフィスは、支社よりも規模が小さいもので、通勤時間を避けたり、移動時間を短縮するために設けられたオフィスです。
つまり、社員のライフスタイルを守るために作られたワーキングスペースのようなものなんです。
サテライトオフィス勤務には、都市型、郊外型、地方型のオフィスがあります。
最近では、サテライトオフィスとして利用できる、コワーキキングスペースやシェアオフィスなどがあります。
時差出勤やテレワークに関してSNSでの口コミをご紹介します
時差出勤やテレワークに対して、実際に働いている方の声をご紹介したいと思います。
時差出勤についての口コミ
今、電車の中で国交省と厚労省からのお願いってことで「テレワークや時差出勤のお願い」がアナウンスされたけど、この時間帯の満員電車にそれを自分で決められる人は乗ってないんだわ。
— 森村廣 (@hiromu_morimura) February 25, 2020
時差出勤ではなく《出勤禁止》にするべき
延期検討ではなく《延期》にするべき
休校検討ではなく《休校》にするべきサービス・接客業はリモートできないんだからある程度の生活補填もするべきだし,病院の検査の体制も整える.
腹くくって今すぐ2週間やれよ?頼むよ日本
— があぜ (@NenenHsp) February 25, 2020
【新型コロナウィルス、専門家会議、満員電車回避を提案】
イベント自粛を要請している以上当然のライン。イベント自粛しても満員電車で通っていては筋が通らない。ただ、業種や零細企業にとっては時差出勤もテレワークも難しい。地域によっては感染者がゼロの所も。憲法上の移動や集会自由との節調も— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) February 25, 2020
新型コロナウイルス
時差出勤があるなら
時差出校もほしい— ?もち?【本丸】 (@mochihonmaru) February 25, 2020
時差通勤を強く推奨のせいか、いつも自分の出勤時間がいつになくやんわりと混んでる。
これ、殺人的なラッシュが緩く分散しただけで、逆効果な気がしてきたよ?
二メートル以上間隔を取れるほど空いてる時間を作るなんて、東京じゃ無理なんじゃ…#新型コロナウイルス #時差出勤— うらん (@_uran_777) February 26, 2020
時差出勤を試みたが、結局途中から満員電車になるんですよ。
— masaenomad (@masaenomad) February 25, 2020
テレワークについての口コミ
コロナの影響もあってテレワークが一気に推進されることになりましたが、今度はテレワークを一気に進めたことによりコミュニケーションの取り方が問題になるかと。
そんなときに自分を呼んでもらえるとめっちゃ活躍します?✨#テレワーク #コミュニケーションデザイナー
— EIICHI (@ThreeSmile) February 26, 2020
発症者の階で働く社員全員はすでに25日からテレワークに移行し、取引先への訪問を禁止している。本社ビルに働く全社員、5000人、みなさんが在宅勤務で取引先訪問しないでね。それが本当のテレワーク。営業マンは営業で外に出ないでね。
— YomuraSan (@YomuraSan) February 26, 2020
あれだけテレワーク推進って一年以上前から進めましょうっていってたんだから、いま「そんなこと突然言われても」とか言ってる企業はただの準備不足であることを反省したほうがいい。
— すずけん (@suzuken) February 26, 2020
やりゃあ出来るんだという事が可視化されたのだ。
これを機会に社会全体でテレワークをメインカルチャーにすれば良い。
もう2020年だ。
労働は「満員電車でカイシャに出社すること」ではない。
— “元・非正規のクンタキンテ”かほる (@kabothomas) February 25, 2020
今回のコロナによるテレワークが主流になった企業役員の皆様におかれましては、テレワークでも仕事ができることを自社で証明したことによって在宅勤務や育休取得後の社員が今後も仕事しやすい環境である。ということで、コロナウィルスが収束した先もテレワーク勤務が当たり前になって欲しいものです。
— ホッツさんぱにゃにゃんだぁ (@hotzwishyou) February 25, 2020
テレワークを推奨しておきながらいつまでたっても満員電車のまま。コロナウイルス?のおかげで日本人は働き方を更に変えざるを得なくなったのだ。満員電車は経済的に無駄。時差出勤、全然されてない。介護や医療だって時間の縛りが長すぎ。短く働ける人を増やすべき。改革すべきところはまだある。
— ミスターシルバニアレン (@YURIKOA4) February 25, 2020