【野菜の保存】きのこは冷凍できる!うまみも栄養もアップする理由とは?正しい解凍方法とは?

ライフハック

きのこは冷凍できる

低カロリーで身体にもいい、秋の食材、きのこ。

そのままでも十分おいしいのですが、ひと手間加えることによって、格段においしくなるばかりか、長持ちします。

そのひと手間とは、「冷凍しておく」ことです。

きのこは冷凍に向かない食材なのでは?と思われるかもしれませんが、むしろ逆なんですよ!

きのこの特徴は、何と言っても旨みと豊かな香りですが、鮮度が落ちると、これらが失われてしまいます。

冷凍しておくことで、うまみが約3倍に増え、その上、栄養価も約3倍になると言われています。

冷凍保存の期間は、最長1ヶ月!

その方法は、きのこも食べやすい大きさに切って、ジップロックに入れるだけ。

今回は、エリンギ・まいたけ・えのき・椎茸・しめじの詳しい保存方法をご紹介していきます。

詳細は、下の項目でご紹介していますので、ご確認くださいね。

きのこを冷凍保存するとうまみや栄養が約3倍にアップ!?

きのこは冷凍するといいことばかり!!!

買ったその日に使わないものは、袋のまま冷蔵しておくより、下処理をして、冷凍庫で保存しておくことをおすすめします。

きのこを冷凍するメリットは、次の2点です。

  1. うまみや香りが強くなる
  2. 栄養が増す

なぜ冷凍するだけで、うまみや香り、栄養がアップするのでしょうか。

その理由は、きのこに含まれる水分にあります。

きのこは冷凍すると、細胞中の水分が膨張し、細胞壁が、壊れます。

そして、冷凍してから加熱することで、細胞壁に覆われていた栄養素が溶け出しやすくなり、うまみ成分である、グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が、約3倍に増えるというわけです。

うまみ成分がアップすることによって、香りも、より豊かになるんですよ!

これは冷凍しない理由が見つかりませんね。

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きのこは冷凍保存する前に洗う?洗わない?

みなさんは、きのこを使う際、洗っていますか?洗っていませんか?

他の野菜と同じような感覚で、何となく洗っているという方も多いのではないでしょうか。

でも実は、きのこ類は、洗わない方がいいんです!

きのこに含まれるうまみや香り、栄養成分は水溶性のものが多く、洗ってしまうと、これらの成分が流れ出てしまいます。

そのため、調理前には洗わず、汚れが気になる部分を、濡らしたキッチンペーパーやふきんなどで、軽く拭き取る程度にしてください。

冷凍保存する前も同じで、きのこは、基本的に洗う必要はありません。

※ただし、なめこ・キクラゲ・マッシュルーム(生で食べる場合)は、軽く水洗いが必要です。

きのこ冷凍:エリンギ

  1. エリンギを好きな大きさに切る。
  2. ジップロックに入れて、封を閉じる。
  3. 平らになるようにして、冷凍庫に入れる。

小さめに切るなら、長さを半分にして縦に薄く切る、大きめに切るなら、手で縦に裂くのがおすすめです。

手で裂く場合には、根元に包丁で切り込みを入れると、裂きやすくなります。

用途に合わせた切り方で、保存してくださいね。

きのこ冷凍:まいたけ

  1. まいたけを食べやすい大きさに手でほぐす。
  2. ジップロックに入れて、封を閉じる。
  3. 平らになるようにして、冷凍庫に入れる。

冷凍庫に入れた1~2時間後に、袋ごと軽く振っておくと、固まらずに、使う時に、取り出しやすくなります。

ちなみに、まいたけは、基本的に、石づきがカットされた状態で売っているので、全て食べられます。

どうしても気になる場合のみ、下の部分を切り落としてくださいね。

きのこ冷凍:えのき

  1. えのきの根元を切り落とし、食べやすい大きさにほぐす。
  2. ジップロックに入れて、封を閉じる。
  3. 平らになるようにして、冷凍庫に入れる。

舞茸と同じく、完全に凍る前に、軽く袋を振っておくと、パラパラのまま冷凍でき、使う時に取り出しやすくなります。

きのこ冷凍:しいたけ

  1. しいたけの石づきを落とし、かさと軸に切り分ける。
  2. かさも軸も丸ごと、または食べやすい大きさに切り、ジップロックに入れて封を閉じる。
  3. 平らになるようにして、冷凍庫に入れる。

凍っていても包丁で切れるため、用途が決まっていない場合には、丸ごと冷凍しておきましょう。

もちろん、スライスしておけば、そのまま使えるので便利ですよ!

軸の部分も栄養満点ですので、捨てずに一緒に冷凍しておいてくださいね。

きのこ冷凍:しめじ

  1. しめじの石づきを切り落として、食べやすい大きさにほぐす。
  2. ジップロックに入れて、封を閉じる。
  3. 平らになるようにして、冷凍庫に入れる。

完全にバラバラにせず、小房に分けた状態で、ジップロックに入れて冷凍しても便利です。

きのこの冷凍保存、解凍するには?

冷凍保存したきのこを調理する際は、わざわざ解凍する必要はありません。

むしろ、自然解凍をしたり、電子レンジなどで解凍すると、水分が出て、水っぽいベチャッした、うまみのないきのこになってしまいます。

ジップロックから、凍ったまま、使う分だけ取り出し、そのまま鍋やフライパンに入れて調理してください。

料理の度にいちいち包丁で切る手間が省けますよ。

ちなみに、数種類のきのこを混ぜて、同じジップロックに入れて、「ミックスきのこ」にして冷凍しておけば、使う際に、なお便利です。

冷凍キノコは、とても手軽に使えるので、調理の時短にもなります。

きのこの冷凍保存の期間は1ヶ月!

きのこは、袋のままの状態で冷蔵庫に入れた場合は、保存期限は、数日~1週間程度です。

それに比べて、冷凍庫に入れれば、1ヶ月程度、保存することができます。

1ヶ月以上、冷凍しておくと、霜がつき、せっかくのきのこの風味が失われてしまいます。

袋に、冷凍保存をした日付を書き込むなどして、なるべく早く使い切るようにしてくださいね。

きのこを冷凍する際、臭いや変色を防ぐ方法

きのこを冷凍したら、「臭い・苦い」または、「変色した」という声も聞かれます。

何度やってもうまく冷凍できないという方は、次のようなことに、心当たりはありませんか?

  • 冷凍する前に、きのこを濡らした
  • ジップロックに空気が入っていた
  • 自然解凍した

冷凍や解凍の方法を間違えると、臭いがしたり、変色が見られる場合があります。

腐っているわけではありませんが、異臭がしたり、黄色や茶色に変色したきのこは、使いたくありませんよね。

おいしく食べるために、水洗いはせず、空気が入らないように冷凍し、凍ったまま調理しましょう。

【きのこの冷凍】おすすめレシピ

ネット上には、冷凍キノコを使ったレシピがたくさん存在していますが、中でもオススメのきのこ料理は、味噌汁やスープ、鍋などの汁物です。

冷凍したきのこのうまみ成分や栄養素は、ゆっくり火が通ることで、スープに溶け出しやすくなります。

汁物なら、汁を飲むことで、溶け出した栄養素を丸ごと摂取できるというわけです。

また、炊き込みご飯なら、うまみ成分が出て、出汁がいらないほど!

味付けを薄味にしても十分うまみがあるので、減塩に繋がって、健康にもいいですね。

もちろん、煮物や炒め物、ソテーなど、幅広い料理に使えますよ。

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キノコを冷凍する際におすすめの商品

きのこを保存する際には、冷凍やけを防ぐため、ジップロックなど、ジッパー付きの袋に入れ、霜がつきにくい状態で冷凍する必要があります。

たくさんストックしておけば、どんな食材にも使えますよね。

IKEAのジッパー袋は、コスパもよくて、デザインも可愛い!

冷凍庫に常にキノコを保存しておけば、どんな料理にも活用できて便利です。

本ページは2019年11月1日時点での情報です。施設・お店・記事内でご紹介している内容の最新情報については、必ず公式サイト等で、ご確認をお願いいたします。
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