イーサリアム(Ethereum)とは?特徴って?仮想通貨イーサリアムの情報まとめ

イーサリアムとは?まずは基本情報から

仮想通貨ランキング

イーサリアム(Ethereum)は仮想通貨のひとつです。

仮想通貨の時価総額ランキングを見てみると、2018年2月現在、1000種類以上もある仮想通貨の中で、イーサリアムの時価総額はビットコインに次ぐ2位につけています。

また、仮想通貨の発行元が資金調達を目的に上場公開前の仮想通貨を販売するICO(Initial Coin Offering)を実施する際は、多くのICOがイーサリアムを利用しています。

このため、イーサリアムは仮想通貨取引所のほとんどで取り扱われており、多くの企業や投資家から将来性を期待されている注目の仮想通貨なのです。

イーサリアムの通貨単位

イーサリアムの通貨単位はETH(イーサ)で、イーサリアムは通貨の単位ではありません。

イーサリアムとは、プラットフォームというシステム全体の名称で、そのシステム内で使われる通貨がETH(イーサ)なのです。

イーサリアムの時価総額と現在のチャート推移

イーサリアム相場チャート
(画像引用元:CoinGecko 「イーサリアム相場チャート」

上記のチャートは、2015年8月以降の1ETH当たりの価格の推移です。

2015年8月では1ETH当たり約160円ですが、2018年2月現在は約120,799円となっていて、時価総額がかなり増加しているんです。

ここでのまとめ
  • イーサリアムの通貨単位は「ETH(イーサ)」
  • 2018年2月現在の時価総額ランキング第2位にランクイン

時価総額が大爆発しているイーサリアムがこれほどまでに世間から注目を浴びるようになったのには理由があります。

では、イーサリアムの誕生から説明していきます。

イーサリアムの歴史

イーサリアムの歴史

イーサリアムの誕生

イーサリアムは、2013年にVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)という、若干19歳の青年よって草案がWeb上にアップされ、開発が始められました。

翌年2014年7月~8月にかけて、イーサリアムの開発費を調達するためにICOが行われ、約16億円もの資金を集めることができたのです。

そして、構想から約2年後の2015年7月、イーサリアムは始動し、日本の仮想通貨取引所でも取引がスタートしました。

順風満帆と思いきや、2016年6月、ハッキング事件と分裂事件が起こっていまいます。

この事件は、皮肉にもイーサリアムが仮想通貨の世界で注目されるきっかけとなってしまった事件なのです。

The DAO資金流出事件

2016年6月、イーサリアムから派生した「The DAO」がハッキング行為を受け、当時の価格にして約60億円相当ものETHが不正に流出し、被害を受けました。

イーサリアム側の解決策はハードフォークだった

この事件の解決策としてハードフォークが提案されました。

これは、イーサリアム側がDAO 保有者を救う解決策として、ブロックチェーンをハッキング被害前の状態に戻して、「ハッキングは無かったことにしてしまおう」というもので、ブロックチェーンに大きな影響を与える仕様変更なので「ハードフォーク」と言われたのです。

ちなみにブロックチェーンとは、イーサリアムの取引データや契約内容を管理している台帳のことです。

しかし、一部の技術者から反対意見が出てしまいます。

反対する理由は、データを中央管理者が改ざんすることは、中央管理者を持たないブロックチェーンを支持するイーサリアムのそもそもの理念に反してしまうからです。

よって、ハ-ドフォーク賛成派と反対派の二つに分裂することになりました。

結果としてハードフォークが行われ、ハッカーが盗んだイーサリアムは使用不可能となりましたが、この分裂がきっかけでイーサリアムクラシックが誕生します。

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)の誕生

ハードフォーク案に反対したグループによって、イーサリアムクラシックが誕生しました。

ハードフォークによってハッキングの被害が無かったことになったイーサリアムと、ハッキング被害の事実が記録に残っているイーサリアムクラシックという2つの仮想通貨で別々の道を歩み始めることになったのです。

2018年2月現在では、時価総額が高いのはイーサリアムです。

イーサリアムクラシックは、元は同じ仮想通貨なので、イーサリアムの価格の影響を受けやすいそうです。

ここでのまとめ
  • 2013年 ヴィタリック・ブテリンが考案
  • 2014年 ICO(プレセール)が開始される
  • 2015年 イーサリアムの取引スタート
  • 2016年 
      The DAO資金流出事件

      イーサリアムクラシックの誕生

イーサリアムの特徴は?ビットコインとの違いについて

イーサリアム ビットコイン
スタート 2014年7月 2009年1月
考案者 ヴィタリック・ブテリン サトシナカモト
通貨単位 ETH BTC
用途 プラットフォーム 決済
発行上限枚数 未定 2100万BTC
スマートコントラクト あり なし
ブロック生成時間 約15~17秒 約10分
共通点 ブロックチェーン ブロックチェーン

イーサリアムのマイニングと発行枚数

イーサリアムやビットコインのブロックチェーン技術には、送金情報などが記録されている「ブロック」という概念があります。

イーサリアムとビットコインでは、このブロックを作る時間が大きく異なります。

ビットコインはおよそ10分かかるのに対して、イーサリアムはおよそ15~17秒くらいです。

ブロック生成時間が短いということは、送金にかかる時間が短くなるので、利便性はかなり高くなります。

このブロックを作る作業をマイニングと言い、イーサリアムやビットコインはマイニングをして通貨を増やすことができ、マイニングの報酬としてイーサリアムではETHを受け取ることができるのです。

ビットコインの発行の上限枚数が2100万枚と決まっているのに対して、イーサリアムは今のところ決まっていません。

上限が決まっておらず、無限に発行され続けるわけなので価値が下がるという意見や、今後上限が決定すると高騰する可能性もある、などという様々な憶測がなされているのです。

ここでのまとめ
  • ビットコインのブロック生成時間は約10分だがイーサリアムは約15~17秒
  • ビットコインの発行上限は2100万枚だがイーサリアムの発行上限は未定

イーサリアムとビットコインの用途の違いについて

イーサリアムとビットコインの違い
イーサリアムはお金としての役割ではなく、「分散型アプリケーション」というシステムの「プラットフォーム」(基盤)となる役割を持つべく誕生しました。

分散型アプリケーション(DApps)とは

分散型アプリケーションとは、Dapps(Decentralized Applications)とも呼ばれ、以下の5つの条件を満たしているアプリケーションを指します。

  • オープンソース、つまり誰でも自由使用できる
  • 中央に管理者が存在しなくても自発的に動作する
  • ブロックチェーンのシステムに基づいている
  • 暗号化されたトークンを持っている
  • ユーザーの合意のもと仕様変更が行われる

簡単に言いますと、中央に管理者がいなくても自動的に動き、誰でも自由に使用できるアプリケーションのことです。

アプリケーションを利用する際には暗号化されたトークンが必要で、トークンは報酬としても支払われることがあります。

例えば、イーサリアムの場合は、マイニングによりETHを報酬として受け取れるといった感じです。

イーサリアムとビットコインは役割が違います

イーサリアムとビットコインにおける役割の違いについては以下の通りです。

  • ビットコイン⇒新しい決済システム、通貨として使用される仮想通貨
  • イーサリアム⇒開発の基盤となる環境、プラットフォーム

ビットコインがお金のやりとりを便利にするのに対して、イーサリアムは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して価値を生み出す開発のためのプラットフォームのような役割を目指しています。

イーサリアムというプラットフォーム内で使われる通貨が、ETHになります。

ちなみに、ETHはイーサリアムのアプリケーションを稼動させる燃料のようなイメージになる為に「Gas(ガス)」と呼ばれています。

イーサリアムは、通貨以外の機能を持ち合わせているということで、ビットコインの機能にさらに機能をプラスした仮想通貨なのです。

ここでのまとめ
  • ビットコインは通貨の取引を便利にする役割
  • イーサリアムは「分散型アプリケーション」を作成するプラットフォーム的な役割
  • イーサリアムはビットコインの機能に追加された利便性を持つ

ビットコインとの最大の違いとも言えるのは、イーサリアムのブロックチェーンにスマートコントラクト技術が組み込まれている点です。

イーサリアムが世間から期待されるのは、この「スマートコントラクト」が実装されているからなのです。

イーサリアムのスマートコントラクト

ビットコインとイーサリアムの大きな違いは、ブロックチェーンに書き込むことができる情報量です。

例えば、ビットコインのブロックチェーンでは、「AがBにいつ○BTC送った」という取引の記録が書き込まれます。

イーサリアムの場合は、「AがBにいつ○円送った。そして1年後にBがAに○○円にして返す」といった感じで、取引の記録に加えて、取引で行われる契約内容の記録までも書き込まれるのです。

そして、契約内容が自動的に実行され、その実行内容は保存されます。

つまり、スマートコントラクトとは、あらゆる契約をネット上で保存し実行していく機能があり、その契約を仲介する第3者が必要なくなる、というものなのです。

実際どのように活用されるのかというと、アパートの賃貸契約の場合でいうと、大家さんと直接やり取りして、パソコン上で賃貸契約を結びます。

鍵はアプリで電子鍵が付与され、家賃は仮想通貨の口座から自動で毎月引き落とされる、といったイメージです。

家賃を数ヶ月滞納すると、電子鍵は自動でロックされ、家賃を払うまで部屋に入れない、というところまでできてしまいます。

不動産会社を仲介しなくていいので、余分な手数料を払わなくていいメリットがあります。

イーサリアムは決済だけでなく、契約まで実行できる「便利屋」のような存在なのです。

またスマートコントラクトにより、契約内容が分散型ネットワークであるブロックチェーンに書き込まれ、不特定多数の人から管理されることで、契約内容の偽造や改ざんは困難になります。

安心・安全なシステムがまさにイーサリアムのスマートコントラクトなのです。

ここでのまとめ
  • イーサリアムの大きな特徴はスマートコントラクト

イーサリアムの購入方法について

イーサリアムを手に入れる方法は3つあります。

  • 仮想通貨の取引所や販売所で購入する
  • 人からもらう
  • マイニング

このように3つありますが、確実に手に入れるには仮想通貨の取引所や販売所で購入する方法です。

取引所と販売所の違いですが、取引所は買いたい人と売りたい人のマッチングの場で、価格を指定した注文ができます。

一方、販売所は、販売所が設定した価格で購入することになり、販売所の手数料も上乗せしているので割高になってしまいます。

なるべく安く買って高く売りたい人は取引所、すぐに購入したい人は販売所をおすすめします。

現在、国内外のほとんどの取引所でイーサリアムの取引が可能です。

海外の取引所では手数料が安く、仮想通貨を取り扱っている量も多いメリットがありますが、日本円で入金・出金できない、日本語でのサポートが不十分などのデメリットもあるんです。

慣れるまで手間がかかりますので、まずは国内の取引所を利用することをおすすめします。

▼ビットフライヤー

国内大手の仮想通貨取引所であるビットフライヤー(bitFlyer)を利用すれば、2つの方法でイーサリアムを購入することができます。

ビットコインでイーサリアムを購入する場合は、「bitFlyer Lightning」で購入します。

「bitFlyer Lightning」では、ビットコインでイーサリアムを購入し、イーサリアムを売却してビットコインに替えることができます。

日本円でイーサリアムを購入する場合は、イーサリアム販売所で購入します。

イーサリアム販売所では円から直接イーサリアムを購入することができます。

ビットフライヤーの詳細はこちらをクリック▼
⇒ビットフライヤーは選ばれる取引所!入金・出金手数料を抑える方法を解説

ここでのまとめ
  • イーサリアムを手に入れるには仮想通貨の取引所・販売所で購入可能

イーサリアムのウォレット

イーサリアムの通貨であるETHを保管するにはウォレットが必要になります。

ウォレットとは仮想通貨を保管するためのお財布で、形式の違いによってセキュリティの高さや利便性が違います。

仮想通貨取引所のウォレットを利用するのもいいですが、取引所がハッキング被害にあったり、破綻したりするリスクが伴います。

大事な仮想通貨を安全に守るためにも、ハードウェアウォレットでの保管方法をおすすめします。

ハードウェアウォレットについてもっと詳しく知りたい方は下記をクリックしてくださいね。

⇒仮想通貨を守るハードウェアウォレットLedgerとTREZOR!仕組みと安全性まとめ

ここでのまとめ
  • イーサリアムの通貨であるETHを保管するにはウォレットが必要
  • 安全性を求めるならハードウェアウォレットがおすすめ

イーサリアム今後のハードフォークについて

イーサリアムでは、あらかじめ、アップデートのハードフォークが決められていて、4段階に分けられています。

4段階のハードフォークアップデート計画

    1. Frontier(フロンティア) 2015年7月~
    2. Homestead(ホームステッド) 2016年3月~
    3. Metropolis(メトロポリス) 
      • Byzantium(ビザンティウム)2017年10月~
      • Constantinople(コンスタンティノープル)未定
    4. Serenity(セレニティ) 未定

3つ目の「メトロポリス」ではさらに「ビザンティウム」と「コンスタンティノープル」の2つに分れていて、2017年10月に実行された「ビザンティウム」後の「コンスタンティノープル」の時期は未定となっています。

ハードフォークを実行すると、通貨が分裂を起こすイメージがありますが、アップデートのためのハードフォークであり、コミュニティの参加者の合意が取れているので通貨の分裂が起きません。

ここでのまとめ
  • イーサリアムは4種類のハードフォークアップデートの計画がある

イーサリアムの将来性は?

イーサリアムのスマートコントラクトは各業界から注目されています。

スマートコントラクトによって、ブロックチェーンに契約書の機能が加わることで、今までにかかっていたコストが大幅に削減できるからです。

私たちの生活の中で重要な契約においては、裁判所、登記所、銀行といった機関を使うことで保証されています。

このような第三者機関を頼ると費用や時間がかかってしまいますが、スマートコントラクトを使うと、そういったコストが一切かからなくなってしまうのです。

2017年には、イーサリアムのスマートコントラクトの仕組みを企業がビジネスに活用していくプロジェクトとして、イーサリアム企業連合(EEA)が設立されました。

海外の大手企業ではJPモルガンやマイクロソフト、日本では三菱UFJフィナンシャルグループやトヨタなど、約180社以上の企業が加盟しています。

また、2018年1月、アメリカの大手格付け機関「Weiss Ratings社」によって仮想通貨の格付けが発表されました。

格付けの説明は以下のように5つに区分されていて、さらに各階級にプラスとマイナスをつけて細かく評価をしています。

  • A= Excellent(優秀)
  • B=Good(良い)
  • C=Fair(まあまあ)
  • D=Weak(弱い)
  • E=very weak(極めて弱い)

そして結果は以下の通りです。

Weiss Ratings社による仮想通貨の格付け

  • Bitcoin(BTC) = C+
  • Bitcon Cash(BCH) = C-
  • Ethereum(ETH) = B
  • Ethereum Classic(ETC) = C
  • NEM(XEM) = C+
  • Ripple(XRP) = C
  • Litecoin(LTC) = C+

ビットコインが「C+」、イーサリアムは「B」となり、ビットコインを上回る結果となったのです。

イーサリアムのアップデートはまだ3段階目の途中です。

開発途中のであるものの、将来性を高く評価され、可能性を秘めていることには間違いない仮想通貨です。

イーサリアムの購入を考えている方は、あくまでも余裕資金でおこなってくださいね。

本ページの内容は、2018年2月26日時点での情報です。

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